“熟成ブロガー鹿ベえ”です。
只今、工事中ですが、よろしければお読みください。
ラジコンヘリコプターの練習方法(ホバリング編 NO.1)
ここでは、どういう練習からはじまり、どういう練習方法がいいのかをお話ししていきます。
当り前の話しですが、ヘリコプターを飛ばせない人が、いきなり高い位置まで上昇させてしまうとどうなるでしょう?
操縦ができないので・・ガシャーン! 墜落+破損ですね。 (笑えない)
第一は、ヘリコプターを壊さないで練習すること! これです!
ヘリコプターを破損させるとパーツを注文して交換したら、一部セッティングを入れ直す必要がでてきます。
いちいち面倒ですよね。
ですから、壊さないで練習するのが一番なんです。
ラジコンヘリコプターの初心者用に販売されている アメンボウ という、ヘリコプターのスキッド(足)に取り付けるパーツが販売されていますので、これを使用した方がいいと思います。
アメンボウは、4本の棒とその先端にプラスチックのボールがついています。
ヘリコプターの着陸する時の地面への衝撃を和らげてくれるのと、スタンスが広くなるためヘリコプターが、よほど斜めにならない限り転倒はしません。
アメンボウを装着したら、エンジンを始動します。
次に、ヘリコプターの機首を必ず風上に向けること、風はヘリコプターの前から入ることということです。
これは、毎回練習するたびに必ず心がけるようにして下さい。
この風を相手にするということは いづれ上空のフライトにも関わりが大きくなるからで、初心者のうちから身に付けるということですね。
ではなぜ、風向きなの? という疑問をお持ちになるかと思います。
ヘリコプターの後ろから風が入った場合、風が強いとメインローターが上から風に抑えられることになるので、破損の原因になりやすいのです。
ヘリコプターの前から風が入るということは、上昇気流を得られやすくなります。
例えば、鳥ですね 白鳥やカモなど長距離を飛行する鳥は、高度を高くする時は前から来る風を利用して上昇します。
短い時間で高い高度まで体力を消耗しないで上昇ができるからです。
ヘリコプターも鳥も飛行原理ですね。
ヘリコプターを風に正対させたら、ヘリコプターの後方5m位離れた位置にフライヤーは風下に立ちます。
プロポの右側のスティックを少しずつ前方(上昇)に傾けていきます(スロットルを上げる)、
エンジンの回転が段々高くなり、ヘリコプターの機体が30~50cm上昇したら、今度は、スティックを少しずつ自分側(下降)に動かします(スロットルを下げる)、そうするとヘリコプターは地面へと着陸します。
この動作を繰り返し繰り返し練習して下さい!
ヘリコプターが上昇する段階で機体が前後左右のいずれかに移動をすると思います。
その時は、どのスティックをどの方向に動かすと機体がどう動くということを考えながら操縦します。
最初は、機体が右へ動いたから右側のスティックを左に動かすとか、機体が前に動いたから左側のスティックを自分側に動かすという、こっちに動いたからこっちという”あて舵” という練習ですね。
ヘリコプターは、方向(機首)もよく変わるはずです。
その場合は、左スティックを動かして操作しても良いですが、地面との摩擦抵抗が大きいため操縦しずらいと思います。
その場合は、自分がヘリコプターの後方に常に着いていくことです。
風の向きと40度くらい機首の角度が変わったら、この場合、自分でヘリコプターを持ち上げて風に正対させて下さい。
しばらくは、ヘリコプターの家来になって下さいね。
この練習で、毎週1日練習すると普通3ヶ月程度で腰の高さ位までのホバリングができるようになります。
室内で練習するには、シュミレーターが有効!
ラジコンヘリコプターの練習方法(ホバリング編 NO.2)
腰の高さ位までヘリコプターを上昇させれるようになれば、数分間のホバリングができる程度の腕に上達している頃だと思います。
この頃には、アメンボウは外した方がいいですね。
このフライトまで腕が上がるとアメンボウは、デメリットしかありませんので。
今度は、ホバリングの高度を上げていきましょう!
アイレベルと言って、ヘリコプターのスキッド(足)の下を自分の目の高さまで上げて練習します。
クラブのラジコン飛行場は、ヘリコプターのホバリングする場所にヘリパットといって、H マークと直径1mの円が白い線で標されていて、そこへ、ヘリコプターを置いて練習しますが、その直径1mの円がずーっと地上から上に向かっていると仮想して、アイレベルでその円から出ない練習を心がけます。
最初は円から出たりもしますが、徐徐に円から出ないでホバリングができるようになります。
次に、Hと直径1mの円を中心に縦10m×横10mの真四角なエリアが静演技のスペースです。
後にお話ししますが、ラジコンヘリコプターには大会が開催され、初級、中級、上級、F3Cの4クラスがあります。
大会には、静演技(ホバリング)と動演技(上空演技)(初級を除く)があり、この大会で使用される静演技のエリアがこの10m角のエリアです。
話しは元に戻りますが、アイレベルでのホバリングができるようになりましたら、横に5m移動(エルロン)して、そこで3秒間のホバリングをして5m移動(エルロン)して、ヘリパツト上へ戻します、アイレベルで3秒間のホバリングをしてからヘリパットへ着陸。
①離陸→②アイレベルのホバリング3秒→③右又は左へ5m移動して3秒間のホバリング(エルロン)→④ヘリパット上へ横移動して3秒間のホバリング(エルロン)→⑤着陸。
この練習を右・左とも不得意な方向が出ないように練習します。
むしろ不得意な方向は練習時間を多くとるようにしましょう。
次に、ホバリングTという演技です。
上から見るとアルファベットのTの字になるのでこの名前です。
①離陸→②アイレベルで3秒間のホバリング→③前進して5m移動3秒間のホバリング(エレベーター)→④右又は左へ5m横移動して3秒間のホバリング(エルロン)→⑤②まで横移動して3秒間のホバリング(エルロン)→⑥ヘリパットまで後退して、アイレベルでホバリング(エレベーター)→⑦着陸。
いずれの静演技も機体の高さや左右のブレが一切ないように、前後の移動も左右の移動も一直線になる演技ができれば大会に出場しても入賞圏内にはいりますね。
次は、ヘリコプターの機体を横向きに飛ばす練習をしてみましょう!
今まではヘリコプターを後ろからばかり見て飛ばす練習をして来ました。
次のステップは、ヘリコプターを横向きに飛ばす練習です。
まずは、ヘリパッドにヘリコプターを置き、やはり、ヘリコプターの後方に立ちます、離陸をしてアイレベルでホバリングをします。
この状態で、プロポの左側のスティックを右又は左に傾けるとヘリコプターが右回転又は左回転します(ラダー)。
ヘリコプターの後方から見て離陸させるので、ラダーで90度回転させたら、フライヤーから見てヘリコプターの機体が真横になります。
この状態でのホバリングが横向きのホバリングです。
右向き、左向きどちらでもできるようになるまで練習して下さい。
ここで、将来、大会にエントリーすることも含めながらアドバイスいたします。
3秒間のホバリングというのが随所に出てきたと思います。
10m角の角々にはフラッグという高さ30~50cm前後の旗が立っています。
この旗の棒とヘリコプターのマストという部分が一致している場所で、ホバリングすることになっています。
まあ・・これが難しいですね。
やはり5~10mの立ち位置から棒とマストを一致させる位置感覚を掴まなければなりませんから難しいです。
大会ではこの位置がかなりズレていると、大幅な減点になりますね。
上級者はほぼこの位置関係を練習時にいかんでいきますが、なかなか一致するものではありません。
ですが中には、どうやってこの位置でホバリングができるんだろうと、舌を巻くくらい上手な人がいるんですね、まるで上からヘリコプターを吊っているかのように正確に静止しています。
みなさんも、普段の練習からクラブの仲間に自分の後ろに付いてもらって、フラッグとマストの位置を教えてもらうようにして練習していくと、だんだん感覚は近いものになっていきます。
ラジコンヘリコプターの練習方法(上空編 NO.1)
横向きのホバリングが左右共できるようになったら、今度はヘリコプターの後方からでも横向きでも、ホバリングの高度をどんどん高くしていきます。
自分の自信のある範囲で、高度を上げていってみて下さい。
最初は、恐怖心がありますが 徐徐に慣れて来ると、高くしていっても自然に飛ばせるようになっています。
数稽古ですね。
ラジコンヘリコプターは、燃料をたくさん消費した者が上達すると言われています。
とにかく、飛ばす回数の多い人が早く上手になります。
さて、高度は地上から10mくらいの高さで、横向きのホバリング状態から、エレベーターで前進させます。
10m位前進したら、ラダー操作で180度回転させると今飛ばしてきた軌跡の方向を向きますね、さらにラダー操作で前進させて20m飛ばします、ラダー操作で180度回転、この操縦だとフライヤーを中心に、高度10mの高さを20mの距離を左右に行ったり来たりするわけです。
この高度と飛行距離を延ばしていきます。
飛行距離が延びるとフライヤーからの距離も遠くなります。
そのため、ターンする時にヘリコプターの機体がどちらの方向を向いているのかがわかりずらくなります。
そこで、ターンをする時は ストールターン というターンを練習します。
ストールターンは、直線で飛行していったヘリコプターをこちらに戻したいなと思った時に、エレベーターを自分側(アップ)にします。
ヘリコプターは機首を上げた状態で上昇していきます、ここでエンジン出力を緩めると慣性によりスピートが緩くなりいずれ停止してしまいます。
その停止する寸前にラダー操作をして180度回転させ、今飛行した軌跡に戻すようにします。
このストールターンも左右両方とも出来るように練習して下さい。
このストールターンが高度50m位のところでできるようになると、まずは、ループの練習ができるようになります。
その前に、上空を練習する時に上空用のセッティングを入れなければなりません。
どこが違うのかというと、エンジンの出力のセッティングが変わります。
アイドルアップ1とアイドルアップ2の2種類を上空演技では使用することになります。
プロポに装備されているスイッチでノーマルとアイドルアップ1・アイドルアップ2を切り替えて使用します。
アイドルアップ1とアイドルアップ2では、演技によって使い分けることになります。
アイドルアップ1のセッティングは、スティックの0%から50%までは、キャブレターの
開度が70%になるようにします。
スティックの50%から100%までは、キャブレターの開度が70%から100%になるように
セッティングします。
アイドルアップ2のセッティングは、スティックの0%から50%までは、キャブレターの
開度が80%になるようにします。
スティックの50%から100%までは、キャブレターの開度が80%から100%になるように
セッティングします。
ピッチも0.5度程度上下させるのですが、これは、キャブレターのニードル(空気の流量)の調整やメインローターによっても変わるので、自分で見つけ出すしかありません。
この頃になると、ニードルの調整やフライトの感覚などがかなり身になっているので、これらのことを見いだすのは、ある程度容易になっていると思います。
クラブの上級者に聞いてみたり、上級者に一度自分のヘリコプターを飛ばしてもらい、フライト感覚を見てもらうのも一つの方法です。
ラジコンヘリコプターの練習方法(ランディングと対面飛行)
ラジコンヘリコプターを、初期段階の上空まで飛ばせるようになると、自分の目の前のヘリパツトへ戻してくることになります。
その時に、少し前に横向きでのホバリングを練習していました、その横向きの状態にして高度を下げてランディングさせて着陸させます。
大会の演技にあるのは、45度のランディングです。
45度というと、ヘリコプターを下から見上げるため結構急な角度に感じます。
最初は角度を浅く30度位でいいので、ゆっくりと上下、左右のふらつきもなく綺麗な線で降ろしてくるのが理想です。
この場合、自分とヘリコプターの位置関係からいうと少し対面状態になっていますので対処法として有効なのは、プロポをヘリコプターの進行方向と同じ方向に向けることです。
自分の上半身と首から上が後ろを向いている感じですね。
こうすることによって、自分がヘリコプターの後ろから操縦している感覚になりますので、
今まで練習してきた結果を発揮できると思います。
このように練習していくと、45度のランディングでも綺麗に降ろすことができるようになります。
この演技も右・左共綺麗に飛ばせるように練習をしましょう。
ホバリングができてランディングができるようになると、今度は 対面飛行 です!
今までは後方か横面から見ていたのですが、今度は、ヘリコプターと向かい合って操縦します。
ここで注意するのは、舵 を逆に打たなければならないということです。
◆後方からヘリコプターを見て飛ばす場合
・前進→ エレベータースティックを前側へ→ 自分から離れる
・後退→ エレベータースティックを自分側へ→ 自分に近づく
・右移動→ エルロンスティックを右側へ→ 自分より右へ移動
・左移動→ エルロンスティックを左側へ→ 自分より左へ移動
・左回転→ ラダースティックを左側へ→ 左回転
・右回転→ ラダースティックを右側へ→ 右回転
の操作でしたが、対面飛行と比較してみると・・・。
◆対面でヘリコプターを見て飛ばす場合
・前進→ エレベータースティックを前側へ→ 自分に近づく
・後退→ エレベータースティックを自分側へ→ 自分から離れる
・右移動→ エルロンスティックを右側へ→ 自分より左へ移動
・左移動→ エルロンスティックを左側へ→ 自分より右へ移動
・左回転→ ラダースティックを左側へ→ 右回転
・右回転→ ラダースティックを右側へ→ 左回転
この様にヘリコプターが逆の動きをしますので、注意しての
練習になります!
一般的表現ですが、はしか のようなもので誰でも越えられる
ものです。
とにかく練習時間ですね、数稽古です。
対面飛行をマスターすると、ヘリコプターは自由自在に操れるようになりますし立体的な飛行になったなと感じるはずです。
バリエーションが増えた感じがします。
そして対面飛行でも、右に移動させたり、左に移動させたり、前進、バック、上昇、下降、対面でのランディングとバリエーションをふやして下さい。
私はよく対面飛行状態で、大会の静演技をすることがあります。
離陸から、ホバリング・ホバリングT・ホバリングM、右45度からのランディングや左45度からのランディング、正面からのランディングなどとこれをすべて対面飛行で飛ばします。
ここまで飛ばせる人は少数です。
みなさんも是非、ここまでフライトができる自信がつくまで
練習されると良いと思います。
ラジコンヘリコプターの練習方法(上空編 ループ・ロール)
上空で一番最初の演技練習はループという演技です。
高度は50m以上で直線で飛ばしエレベターをゆっくり引くことで、ヘリコプターは機首を上げて上昇し、そのまま背面状態になった後、機首は地面方向に向き、その後直線飛行に戻ります。
エンジン出力を入れたり抜いたりと技術的にはいろいろあるのですが、最初はある程度のスピードをつけてエレベーターをゆっくり引くことでループは出来るようになります。
右からの方向と左からの方向と両方とも出来るように練習して下さい。
この演技も数稽古をして、どう操縦すると大きくて均等で綺麗なループが描けるのかを、
飛ばした感覚で演技を完成させていけばいいと思います。
ループができると次はロールです。
ロールは、ヘリコプターの機体の前後を軸として回転させる演技をロールといいます。
高度70m位(ループより少し高度が高い方がいいでしょう)で水平飛行をさせて、機首が下を向いていない事を確認したら、エルロンを右いっぱいに切ります。
切ると同時にピッチを一番下のマイナスまでスティックを下げます。
これは、ロールの軸を出すための方法です。
ヘリコプターのロール回転が終了する少し前のタイミングで、スティックを動かした動作と逆の動作で元に戻します。
ヘリコプターが正面状態に戻り、水平飛行をします。
ロールも右方向からも左方向からでもできるように練習して下さい。
上空演技のコツは、フライヤーの立った位置を中心に演技を形にするということですね。
たとえば、ループでいうと円を縦に真っ二つに割ったと過程しましょう、左の半円はフライヤーの左半身、右の半円は右半身という感じで、自分をセンターにして演技を行うというほうが、大会でも得点は高くなります。
他の演技も自分を中心にセンターで演技ができるよう練習しましょう。
大会の上空演技は、4年に一度変更されるので4年経過すると新しい形の演技を練習
することになります。
ここではロールとループの2演技をご紹介しましたが、上空演技は今ではたくさんありますので、またの機会にご紹介したいと思います。
ラジコンヘリコプターの大会
それでは、大会のことについてお話ししたいと思います。
ラジコンヘリコプターの大会は、ローカル大会・F3C地区予選・日本選手権・世界選手権
とあります。
ローカル大会は、各都道府県内で開催される大会です。
この大会は、エンジンやヘリコプターのメーカーが主催する大会と、模型連盟が主催する大会があります。
初級・中級・上級・F3CやAクラス・Bクラス・Cクラスなどと、主催者側でクラス分けをした呼び方があります。
・初級=Aクラス
・中級=Bクラス
・上級=Cクラス
と、呼び方は違いますが技術的レベルは同程度のものです。
F3Cは、どこの大会でも変わりません、何故なら日本選手権・世界選手権は、日本を含む世界各国が共通だからです。
F3Cのクラスでは、一定の地区で、F3C北海道予選などの地区予選が開催され、上位3位までが、関東で開催される日本選手権に出場できる権利が持てます。
後日、開催される場所で日本選手権大会に出場できます。
日本選手権で上位3名が2年に1回開催される、世界選手権に出場することができ、世界選手権の開催は、いろいろな国で開催されます。
ローカル大会は事前に申込みが必要です。
冒頭の方でご紹介したラジコンの月刊誌や各メーカーのホームページに案内が掲載されますので、申込みの要領に従って申込みをしましょう。
大会の演技は数カ月前から発表になりますので、演技がわかった時点からその演技に集中して練習をすることになります。
次回は、大会は、どのクラスにエントリーすれば良いのでしょうか?
ということのお話しをします。
大会は、どのクラスにエントリーすれば良いのか?
大会のエントリーするクラスは、特段決まりは無く、自分が飛ばせるクラスにエントリーするようになっています。
当然初めて出場する人は、まず初級からエントリーすると思います。
そして、フライヤーの後ろには必ずどのクラスもコーラという人が必要になります。
何をする人かと言うと、演技の名前と演技のスタート(始まり)とフィニッシュ(終わり)を
ジャッジ(審査員)に伝えるためです。
演技の審査は、このスタートからフィニッシュまでの演技が審査の範囲になります。
たとえば、演技に入る前に意としないコース位置にヘリコプターが来てしまった場合、少し戻して条件の良いコースに入れ直すことがあっても審査の対象外だということです。
ですが、そういうフライトは綺麗なフライトとは誰も思いません。
できるだけスムーズに演技に入れるように普段から練習することです。
ちなみに審査員は、普通は3~4人付きます。
コーラは自分のクラブ員の方にお願いしてもいいですし、もしクラブから自分しか出場しない場合は、本部に伝えるとコーラを専任して付けてくれますので心配はいりません。
しかし、いきなり初対面の人とのコンビは、緊張してしまいますので、やはり普段から一緒に練習しているクラブ員の方が気は楽でしょうね。
審査は減点式で点数がつけられます。
1演技10点満点で0.5ポイントづつ下がっていきます。
例えば、ヘリコプターが前・後進するときに上下動が多いので、マイマス1点、左右移動時に大きく軌道がズレてしまったので、マイナス1点、着陸の時にヘリパットの円に入らなかった、マイナス5点、、合計7点ですから、3点の点数ということになり、5つの演技があったとしたら、1演技の点数+5演技+審査員3名の合計ということになります。
自分のエントリーが終了して間もなくすると、採点が集計されますので、各選手の点数が表にして掲示されますので、自分の演技が何点だったのか、最終的な集計が終わると順位がわかります。
演技のジャッジペーパー(点数表)は、本部テントに行くともらえますので、ジャッジペーパーの点数を見て、どの演技が上手で、どの演技が下手だったのかが点数から判断できます。
苦手な演技を作らないよう復習の意味も込めて、ジャッジペーパーを見ながら練習するといいですね。
ここで、大会と同時進行される日本航空協会、日本模型航空連盟が制定した検定というものがあります。
これは大会の演技が検定の演技と同じであれば、大会とは別に申し込みをすることによって、大会の演技をする時に同時に 検定 を受けることができます。
検定の各クラスのレベルと機体、エンジンの規定
をご紹介します。
(RCはラジコンの略です)
・A級・・RCヘリコプターの初歩的な操縦技術の証明。
・B級・・RCヘリコプターの基礎的な操縦技術の証明。
・C級・・RCヘリコプターの曲技飛行の操縦技術の証明。
・D級・・RCヘリコプターの高度な曲技飛行の操縦技術の証明。
・E級・・RCヘリコプターのより一層高度な曲技飛行の操縦技術の証明。
・機体・・日本模型航空連盟が採用しているルールのF3C規格に合致するもの。
・エンジン・・2ストローク→15cc、4ストローク→20cc、
ガソリンエンジン→25cc、電動モーター→電池電圧42V以下。
・重量・・燃料を含まず6kg以内。
・メインローター面積・・250d㎡以下。
以上が規定ですが、普通に販売されているものを購入している場合は、規定内になりますので神経質になることはありません。
検定に合格すると、認定書が発行されます。
認定されたからどうかというと、このレベルの操縦技術をもっていますよ、という証明みたいなものでしょうか?
趣味でしていた履歴(思い出)として残しておくのもいいかもしれませんね。
検定の検定課目(演技)について
【A級検定課目】
①離陸・・・セントラルヘリパッドより
垂直にアイレベルの高度まで離陸する。
②ホバリング5秒。
③ホバリング終了後5m前進飛行してアウター・ヘリパッド上で停止する。
④バリング5秒。
⑤アウター・ヘリパッド上から5m後退飛行をして、セントラルヘリパッド
上で停止、約2秒ホバリングをする。
⑥着陸・・・セントラル・ヘリパッドに垂直に降下、着陸する。
※フライヤーは風下側のアウター・ヘリパッドに立つ。
演技時間は3分間。
【B級検定課目】
①ホバリングM。
②ホバリング10秒・・セントラル・ヘリパッドよりアイレベルの高度まで
上昇して10秒間ホバリングをする。
③方形場周飛行および着陸・・アイレベルのホバリングから
風上に向かって10mの高度まで前進上昇し、奥行き方向に90°の
旋回をして直線飛行に入る。
さらに90°の第2旋回をして風下に向かって
直線飛行をしたのち、第3旋回を行ない直線飛行に入る。
セントラル・ヘリパッドとアウター・ヘリパッドを結ぶ延長線上に近づいたら
第4旋回を行ない、セントラル・ヘリパッドに向けて直線降下飛行をしたのち
セントラル・ヘリパッドに着陸する。
※演技時間は①ホバリングMのスタートコールから5分間。
文字で見ると解釈が難しそうですが、図解の演技を見ると簡単に演技は覚えられます。
ここからは、C級・D級・E級の検定課目について書きますが
A級やB級のように解説がありません
これは、このレベルになると演技図を見るだけで
どういう演技なのかが理解できる技術を持っているため
演技図を見て判断して下さいということです。
【C級検定課目】
①トライアングル 1。
②キャンドル・ウイズ・デセンディング・フリップ(追い風・追い風)通過飛行。
③ オポジット・ツーロールズ (追い風・追い風)通過飛行。
④ オートローテーション・ウイズ・ツー・90°ターンズ(追い風・向かい風)
(2)コールは演技名及び演技のスタートとフィニッシュが必要である。
【D級・E級検定課目】
D級・E級検定課目は平成14年から採用されている
スケジュールPの演技をします
静演技2、動演技7の合計9演技です
①トライアングル1。
②フラワー。
③キャンドル・ウイズ・ディセンディングフリップ。
④プルバック・ウイズ・スリーハーフループス。
⑤ユー・エックス(UX)。
⑥オーバル・ウイズ・トラベリングフリップ。
⑦オポジットロールズ。
⑧ダブル・テールターン。
⑨オートローテーション・ウイズ・ツー90°ターンズ。
という演技内容になっています。
ラジコンヘリコプタースケール機
ラジコンヘリコプターは模型という原点から始まっています。
大会の演技にあてはめたフライトも楽しいですが、スケール機で楽しむ人もいます。
ヘリコプターのボディとして、いろいろな種類のスケール機がありますので、その中にヘリコプターを組み込んで、実機のように滑らかに飛ばします。
スケール機では、ヘリコプターの中に人が乗っていると仮定して、その人が酔わないような飛ばし方をイメージして滑らかに飛ばすのは、やはり操縦技術が高くないと なかなか円滑には飛ばせないものです。
3Dフライト
スリーディフライトは、ことばで説明するのは非常に難しいのですが・・・。
ヘリコプターが縦になった状態で、前後左右やすり鉢状態になったり、どう操縦しているのか理解できません。(笑)
上手な人は度肝を抜かれるフライトを見せてくれます!
鹿ベえの大会エントリー記録と、この趣味の終息
鹿ベえの大会エントリー記録
初級 優勝・入賞数回
中級 優勝・入賞数回
上級 優勝・入賞数回
F3C 5位
大会は覚えていないくらいエントリーしました。
一年に3~4回は開催されましたからね。
13年間は、毎年大会にエントリーしていましたが、以後エントリーはしていません。
ですが 今でもヘリコプターは所有していますし、天気の良い日は年に1回か2回ですが飛ばしています。
クラブにも入っていますので、夏季飛行会などの行事は参加しています。
F3C 5位まで行ったのですが、年齢も限界に来ていたのでしょう、これ以上、上位は難しいと思うようになりましたので、第一線からは引くことにしたわけですね。
そこで 鹿ベえは 新たな趣味に徐徐に転じるわけです。
その 趣味 とは 鉄砲です。
おもちゃではありません! 実銃ということです。
これからは、鉄砲とそれに関するお話しをして行きたいと考えております。
次回から 鉄砲 のこころだぁーっ! (鹿ベえの趣味 鉄砲編をご覧ください)