“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

平成31年3月21日(木)に北海道の国道で、鹿と車5台が絡む衝突事故が起こり、鹿2頭が死亡するという事故が発生しました。

 

ここでは、道路に出て来る鹿と車の事故について考えてみたいと思います。

 

【閲覧注意】このブログは、狩猟関係の事が書かれていますので、殺傷シーンや血液などの写真があります。閲覧にはご理解いただける方のみご覧ください。

 

北海道小樽市銭函で鹿2頭と車5台が絡む事故発生

 

 

3月21日小樽市銭函の国道でシカ2頭と車5台が絡む事故がありました。

 

21日午後6時過ぎ、小樽市銭函3丁目の国道5号で、小樽から札幌へ向かっていた軽乗用車が、海側から道路上に飛び出してきたシカ2頭に衝突。

 

この事故でシカは反対車線へ飛ばされ、反対車線を走っていた車が急ブレーキをかけたところ、後続車3台が衝突し、乗用車や軽乗用車あわせて5台が絡む事故となりました。

 

現場近くには星置川が流れていて、鹿は星置川から山の方向へ飛び出したということです。

 

警察によりますと、この事故で病院に運ばれた人はいないということです。

 

一方シカは、群れで道路を横断しようとしていたということで、このうち車と衝突した2頭は死にました。

 

現場は当時雨が降っていました。

※出典:HTB北海道テレビ

 




車と鹿の事故が起きた小樽市銭函3丁目

 

小樽市の銭函は、札幌市から車で約20分で行ける場所で、小樽水族館や小樽運河、天狗山などがあり北海道を代表する観光地です。

 

 

 

今回の事故は、赤くマーカーを引いた部分上の銭函3丁目の国道5号で起きました。

 

銭函3丁目の国道に鹿がいたのはなぜか

 

 

報道では、海側から飛び出したとあります。写真上が海側で下が山側です。

 

現場近くには星置川が流れていて、鹿は星置川から山の方向へ飛び出したという報道ですので、川をつたって山の方向へ移動していたのでしょうか?

 

それとも緑地を歩いてきて、星置川を渡り国道5号に出たのでしょうか?

 

海の近くに生息している鹿は、塩分を求めて海の海水を舐めに毎日通うようになります。

 

それにしては、随分市街地を歩くことになりますから、毎日海まで通うというのは、ちよっと考えづらいですね。

 

どうなのかは、鹿に聞いてみないとわかりません。(笑)^^

 

 

鹿ベえも一度見たことがありますが、市街地の「信号を渡っている鹿」がいるんです。

 

一瞬”大きな犬”だと思いましたが・・・鹿なんですよ。

 

なんでこんなところに鹿がいる訳?

 

その場所から山までは、およそ10kmあり、その間は農家の家も点在していて田畑が続いています。

 

おそらく、畑に作物を食べに出て来た鹿が市街地に入り込んだのでしょう。

 

やはり個体数が増えすぎると、このような個体も出て来ますね。

 

農林業被害もそうですが、交通事故も増えることになります。

 

 

鹿と衝突した時の衝撃と被害について

 

万一、鹿と衝突した場合の衝撃と被害はどうなんでしょうか?

 

えぞ鹿の体重はメスで70~100kg、オスで90~170kgあります。

 

この塊が車に衝突したときの衝撃は”ずごい”です。

 

 

車体の被害は・・・、

 

①エアーバックが開いてしまう。

 

②バンパーやフエンダーが外れる。

 

③窓ガラスが割れる。

 

④ラジエターのクーラントが出てしまう。

 

⑤車のフレームが歪んでしまう。などです。

 

損傷が激しい場合は、やはり「廃車」になっている場合が多いですね。

 

鹿ベえの取引問屋さんも3人が鹿との衝突を経験していて、2回衝突したという人もいます。

 

車も2台廃車にしたそうです。可哀想。

 

人的被害は・・・、

 

①ムチ打ちや打撲になる。

 

②割れた窓ガラスで身体を切る。などです。

 

一番危険なのは、オス鹿で大きな”ツノ”がある鹿の場合ですが、車のフロントガラスを突き破って鹿の頭部が車内に入った場合、鹿があばれて”ツノ”を動かしますので、そのツノで怪我をすることがあります。

 

上の事例は実際に起こっていますが、鹿の”ツノ”が目に刺さり亡くなっている方もいます。

 

 

この看板は”鹿の通り道”で、かつ、道路に鹿が飛び出してくる確率の高い場所に設置されています。

 

この看板の設置されている場所は、特に鹿に対する注意が必要です。

 

自動車用の鹿避け笛は効果があるのか

 

車のバンパーなどに配線不要、電源不要で簡単に取り付けできる「鹿避け笛」が販売されています。

 

効果の方はどうなのでしょうか?

 

この「鹿避け笛」は、車の車体に付けて走行することで”ピー”という音がでます。

 

この“ピー”という音ですが、鹿は何かの危険を感じて仲間に知らせる時の鳴き方が“ピッ”といった短い鳴き方になりますので、この鹿の習性を利用した笛なのかと思います。

 

購入した方の口コミを見てみると・・・・・。

 

口コミを総合してみると賛否両論で、装着していないよりは装着していた方が良いと思うしかないですね。

 

>>>こちらを参考にしてみて下さい。

 

鹿との衝突事故防止マップ

 

北海道では、エゾ鹿との衝突を防ぐための「エゾ鹿衝突事故マップ」というものが道内の道の駅などに置かれていて、誰でも無料でもらうことができます。

 

 

このマップには、

 

・エゾシカによる交通事故発生件数の推移(北海道全体と地域別)

 

・エゾシカによる交通事故月別発生件数

 

・鹿と衝突してしまった時の連絡先

 

・鹿が道で倒れているのを発見した時の通報先

 

・鹿との衝突要注意区間

 

・鹿との衝突防止6原則などの情報が書かれています。

 

鹿との衝突防止6原則

 

えぞ鹿の習性を知って対策することが書かれています。

 

①早朝、夕方の飛び出しが多い

 

 

鹿は2~3時間おきに「活動」と「休憩」を繰り返す動物です。

 

一般的には、夜間の身を隠せるような時間帯に活動しますので、”夜行性”といわれています。

 

ですから、鹿の道路への飛び出しは早朝と夕方に多くなります。

 

②1頭だけではなく、群れかも知れない

 

 

えぞ鹿は単独で行動する場合と群れで行動する場合があります。

 

これは、繁殖期やフアミリー関係によっても単独なのか群れなのかが変わってきます。

 

ですが、もし、道路や道路脇で鹿を1頭でも見たら、何頭かいると思って下さい。

 

鹿が連続して出て来る場合もありますし、遅れて出て来る鹿もいます。

 

③夜間の鹿の目の光に注意

 

 

えぞ鹿の目は車のヘッドライトがあたると光りますので、道路標識などが付いて無さそうな場所で2つ光っていると、えぞ鹿の目が2つ光っている可能性がありますので判断して下さい。

 

④舗装道路では動きが遅い

 

 

えぞ鹿の足の裏は、蹄(ひづめ)の裏にある肉球が出ているので平らではないため、平面な道路や固いアスファルト、道路の上のブラックアイスバーンや氷面上では歩く事が困難になります。

 

そのため道路で鹿を見つけても、早く逃げろと思うのですが鹿にしてみると”歩けない”んです。

 

鹿を発見したら減速して下さい。

 

このようにえぞ鹿の足の裏は平らではありません。

 

⑤山間部のブレーキ痕に注意

 

 

道路上にブレーキ痕を見つけたら、以前に鹿の飛び出しを避けようとして付いたブレーキ痕の可能性が高いです。

 

えぞ鹿は、鹿が前に歩いた場所を利用して歩きますので、そのブレーキ痕の場所には鹿が何頭も通る可能性があります。

 

減速して鹿がいないかどうか注意して走行して下さい。

 

⑥道路脇の林には要注意

 

 

森の中を通っている道路は、鹿のテリトリーになっています。

 

鹿が通りますので、飛び出す危険があります。

 

鹿と衝突した時に保険は使えるのか

 

鹿と自動車が衝突事故を起こした場合、自動車の車輛保険を使用することになります。

 

ただし、ここで注意が必要です。

 

車輛保険に加入していても、鹿と衝突した時に保険が適用にならない場合があり、すべての車輛保険が鹿との事故に適用になるとは限りません。

 

これは、その車輛保険の内容になりますので、今一度、保険会社に確認をして下さい。

 

鹿と衝突する可能性のある道路を走行する方は、加入している保険が鹿との衝突事故に適用になるようにしておいて下さい。

 

 

まとめ

 

3月21日小樽市銭函の国道でシカ2頭と車5台が絡む事故がありました。

 

鹿と衝突した時の被害程度をお話ししました。

 

鹿と衝突しないための6原則がありました。

 

以上、北海道小樽で起きた鹿と自動車の衝突事故と事故防止についての記事でした。