“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

ここでは、狩猟で捕獲した獲物を解体処理する”ナイフ”についてお話しをしたいと思います。

 

この記事は、

 

・狩猟で解体処理をするのに、どんなナイフを購入すれば良いのか迷っている人。

・どの獲物に対して、どの様なナイフを使用すると一番良いのか知りたい人。

・獲物の解体処理経験者に体験談を聞きたい人。

 

この様な人に読んでいただきたいと思います。

 

ナイフは最初、どんなナイフを買っていいのか迷うと思います。

 

買ってはみたが、使ってみて”しっくり”来ないから別なナイフを買うというのが、だいたいの人がやっている事です。

 

そこで、この記事を読む事で、狩猟で、どの様なナイフを使用すると良いのかが分かると思います。

 

—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–

鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど

鉄砲、射撃、狩猟、有害鳥獣駆除に関しての動画をYouTubeで配信しています。

今後も、今までの経験したことを動画で配信していきますので是非ご覧ください。
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鹿ベえが所持している、狩猟で使うナイフ

 

雑用・護身用ナイフBODA

 

①BODA(ボーダ)というメーカーのナイフです。

 

全長:29cm、刃渡り:18.6cm、刃の背中幅:3.0mm、重さ:238g

 

 

 

 

 

 

このナイフは、獲物の解体用では無く、主に、鹿を撃って手負いになって逃げられた時に、藪などに入って笹や草、細い枝などを切ったりするのに使用しています。

 

もう一つの目的は、もし、熊に出くわした場合の護身用として、狩猟や有害鳥獣駆除の時は、必ずベルトで腰から下げています。




鹿・熊解体用MUELA

 

②MUELA(ムエラ)というメーカーのナイフです。

 

全長:27cm、刃渡り:15.5cm、刃の背中幅:3.0mm、重さ:192g

 

 

 

 

 

このMUELAというナイフは、スペインで作られたナイフですが、インターネットで日本国内で購入したもので、主に鹿と熊の解体処理に使用しています。

 

柄の部分がプラスチック製で、鹿や熊の脂が付くと滑る為、タコ糸を巻いて瞬間接着剤で止めています。

 

毎回、台所洗剤を付けてタワシで洗いますが、タコ糸は何年ももっています。

 

解体の場合は、ナイフが長くても刃先が引っ掛かって邪魔になったり、短くてもあばらと皮の間など、届かない所が出てきますし、鹿や熊の解体はこのくらいの長さのナイフがベストかと感じます。

 

鹿ベえがいつも使用していて感じる事は、刃の根元、柄の上の部分にガッキ(指を掛けれる)があるナイフが便利だと感じます。

 

特に熊の解体は、”脂”がすごいので、手や指に力が入らなくなる事があり、そんな時にこのガッキに指を掛けて解体すると、力も少なくて済むからです。

 

※赤い矢印の部分です。

 

鹿・熊解体用。もらって馬鹿にしたナイフが実は優れ物

 

③Hunting Knifeと書かれていてsansei kouki co.ltdという会社で作られたようです。

 

全長:25.2cm、刃渡り:13.1cm、刃の背中幅:2.0mm、重さ:123g

 

この会社は、動物用のわなやナイフを製作している会社ですが、実はこのナイフ、ある人から頂いたナイフなので、一見した所、大した事ないナイフだなと思っていたのですが、これを使用してみた所、とても切れ味の良いナイフで、今では重要なアイテムの一つになりました。(笑)

 

 

 

 

 

 

一番最初に手に入れたが使用しないBUCKのナイフ

 

④BUCKのナイフは、Tokyo juho(東京銃砲)で取り扱っていて、銃砲店などで購入する事ができるナイフです。

 

全長:21.6cm、刃渡り:10.0cm、刃の背中幅:3.5mm、重さ:188g

 

>>>鹿ベえのYouTube動画はこちら。

 

鹿ベえが狩猟を初めてする時に、銃砲店で購入したナイフですが、やはり、刃渡りが短い為、現在は使用していません。

 

そして、刃渡りの部分の背中の幅が少し広すぎる感じがします。

 

購入したナイフの中で、価格が一番高かったナイフが結局、使用されていないのですから皮肉なものです。(笑)

 

カモ猟に使用するCOLTのナイフ

 

⑤このナイフは、みなさんご存知、銃メーカー”コルト”のナイフです。

 

全長:20.0cm、刃渡り:8.5cm、刃の背中幅:2.5mm、重さ:148g

 

鹿ベえは、鴨猟で、カモを捕獲した時に、腸を摘出するのに使用しています。

 

刃渡りも短いですので、鳥類や小動物には良いと思います。

 

 

 

 

表にまとめてデータを比較する

 

メーカー名・品名 全長 刃渡り 刃の背中の幅 重さ 使用用途
1 BODA(ボーダ) 29cm 18.6cm 3.0mm 238g 雑用・護身用(クマ)
2 MUELA(ムエラ) 27cm 15.5cm 3.0mm 192g 鹿・熊の解体
3 Hunting Knife 25.2cm 13.1cm 2.0mm 123g 鹿・熊の解体
4 BUCK 21.6cm 10.0cm 3.5mm 188g 鹿・熊の解体
5 COLT 20.0cm 8.5cm 2.5mm 148g カモの腸抜き

 

表にまとめてみましたので、データを比較して、カモなどの鳥類や小動物の解体に適した大きさのナイフや、鹿や熊の解体には、どの範囲のナイフが適当かが判断出来ると思います。

 

その他のナイフを選ぶポイントとしては、

 

・あまり重くないナイフを選ぶ。

・柄が滑りにくい材質を選ぶ。もし不可能であれば、タコ糸を巻いたり、テープを巻いたりして対策するといいです。

・刃の下側にガッキがあり、指を掛ける事ができる事。

・柄の上の部分に飛び出しがあると、さらに滑らなし、力を入れる事ができます。

・ステンレスの刃を選ぶと、サビずらいし、手入れが楽です。

 

このように、ポイントを絞って購入すると、買っては使わないナイフが家にゴロゴロしないようになると思います。(笑)

 

⇒ナイフを選ぶ時の参考にして下さい。

 

>>>鹿ベえのYouTube動画はこちら。

まとめ

 

獲物の解体用ナイフは、とても重要なアイテムです。

 

狩猟用にナイフを購入するには、鳥類に使用するのか、小動物に使用するのか、大型獣に使用するのかを決めるべきです。

 

ここで書かれた、いくつかの購入ポイントと鹿ベえの所持しているナイフのデータから、あなたが使用する最適なナイフを見つけて下さい。

 

以上、鹿ベえが使用してみて感じたナイフについての記事でした。