狩猟猟具に関する知識【網編】

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狩猟

“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

ここでは、狩猟に使用する猟具がありますが、その猟具の中の『網猟』についてお話ししたいと思います。

 

【閲覧注意】このブログには、狩猟関係のお話しをする関係上、動物の殺傷シーンや血液の写真などがありますので、ご覧になりたくない方はご遠慮下さい。

 

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「網猟」の種類

網猟免許で使用できる猟具の一つに、『網猟』があります。

 

 

網猟は、糸などで編まれたものを被せたりして、鳥獣を捕獲する猟具で、法定猟具の網としては、「むそう網」「はり網」「つき網」なげ網」の4種類があります。

 

むそう網 穂打ち(ほうち)・片むそう(かた)・双むそう(そう)・袖むそう(そで)
はり網 ウサギ網・谷切網(やつきり)・袋網(ふくろ)
つき網 —–
なげ網 —–

 

むそう網

 

むそう網とは、鳥が”おとり”や”まき餌”に誘われて地面に降りたときに、地面に伏せておいた網を離れた所から操作する事により、鳥に被せて捕獲する方法を言います。

 

網の形などの違いによって、むそう網の中でも「穂打ち」「片むそう」「双むそう」「袖むそう」の4つがあります。

 

穂打ち

 

 

穂打ちは、図左のように足杭を2か所、網の幅に設置して転開させ、図中央のように網の端を地面に固定して、足杭を立てるように仕掛けます。

 

図右のように、鳥が入ると、網の端に付いている手縄を引いて鳥に網が被さるように捕獲する方法です。

 

片むそう

 

 

片むそうは、図左のように足杭を地面に設置して、手竹の長さ分の網を広げて、控杭に片法の控縄を結びます。

 

鳥が網に入りそうな位置に来たら、片方の手縄を引いて足杭を中心として、反対側に網が被さる仕組みになった方法です。

 

双むそう

 

 

双むそうは、片むそうの方式を2枚の網を用意した形の方法になります。

 

両方の網が合わさるように仕掛けます。

 

袖むそう

 

 

袖むそうは、、穂打ち網の両脇に網を継ぎ足し、伸ばして地面に固定させ、片方の手縄を引く事で鳥を捕獲します。

 

 

はり網

 

はり網は、「ウサギ網」「谷切網」「袋網」の3つに分類されています。

 

はり網は、むそう網とは異なり地上に伏せておくのではなく、空中などに網を張っておいて鳥獣を捕獲する方法です。

 

ウサギ網

 

 

勢子(せこ)が、ノウサギやユキウサギを山の上の方に追い上げる事により、網に誘い込んで捕獲する猟法で、ウサギが網にぶつかったショックで網がはずれて、からめとる方法です。

※勢子(せこ)とは、声や音を出して獲物を捕獲したい場所まで追い立てる役目をいいます。

 

雪山で使用される網は、獲物の網が見つからないように、白い色の糸で作られているものが多いです。

 

 

谷切網

 

 

谷切網は、カモなどの獲物が飛行しそうな樹木と樹木の間に網を張り捕獲する方法です。

 

カモなどが、谷あい又は山の峰や峠を飛び越す時に、低く飛ぶ習性を利用して網を張ります。

 

別な呼び方で、峰越網(おごしあみ)とも呼ばれています。

 

袋 網

 

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袋網は、竹藪などに群れをつくっている鳥を捕える網で、主に”すずめ”の捕獲に使われます。

 

大量捕獲が可能なので、「地獄網」とも呼ばれます。

 

つき網

 

 

つき網は、長い柄のついた網を手に持ち、草むらなどに隠れている鳥に突き出すようにして被せて捕獲する方法です。

 

主に”タシギ”の捕獲に使用されています。

 

なげ網

 

 

なげ網は、柄のついた網を飛んでくる鳥に向かって投げ上げて捕獲する方法で、『坂網』(さかあみ)『坂取網』(さかとりあみ)とも呼ばれています。

 

カモなどが山の峰や峠を飛び越す時に低く飛ぶ習性を利用した捕獲方法です。

 

 

【禁止猟具 かすみ網】

 

 

かすみ網は、はり網の一種で、一般に黒色系統の細い繊維でできていて、少し離れて見た時に薄く霞がかかったように見える事から「かすみ網」と呼ばれ、鳥類が網がある事に気付かずに引っ掛かります。

 

単なる一枚の平らな網ではなく、棚糸(たないと)という横方向に通した太目の糸があり、これを緩ませて鳥を掛かりやすくします。

 

現在は、捕獲しては違法な鳥獣を含めた多種類の鳥類を、選べない状態で多量に捕獲ができて、それを悪用した「密猟」があとを立たないことから、使用・所持・販売も禁止されています。

 

 

網には標識の設置が義務付けされている

 

網・わなにはそれぞれ猟具ごとに金属製かプラスチック製の標識を取り付ける事が義務づけられています。

 

標識に書く内容としては、文字1文字が縦横1cmで、わな設置者の氏名・住所・都道府県知事名・登録年度・狩猟者登録証の番号(駆除で設置する場合は、駆除の許可番号)を入れなければなりません。

 

 

書く内容さえ指定された物が入っていれば、どのような物でも良く、例えばパソコンのプリンターで印刷したものにラミネートを掛けた標識でも構いません。

 

それ以外に、その場所にわなが仕掛けてある事を知らせるための看板も義務付けられています。

 

 

この看板もパソコンで作成してラミネートを掛けて、人の見やすい所に設置しても構いません。

 

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まとめ

 

鳥獣を捕獲する猟具で、法定猟具の網としては、むそう網・はり網・つき網・なげ網の4種類があります。

 

網猟も、昔から使用されている猟具で文化的存在になっています。

 

かすみ網は、現在では使用、所持、販売が禁止されている猟具です。

 

網を設置したり使用する場合は、それぞれに「標識」と「看板」の設置が義務づけられています。

 

以上、網猟についての記事でした。

 




 

 

 

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