“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

ここでは、銃に乗せた”スコープと眼の調整”で着弾の位置が、大きく変わるくらい大事な事なので、そのお話しをしたいと思います。

 

 

—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–

鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど

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スコープの装着状況の確認

 

スコープが適切に銃に装着されていれば、普段と同じに銃を構えただけで、スコープ一杯に風景が広がりレティクル(照準)がスコープの中心部にすっきり見える状態になります。

 

もし、この様な状態にならない場合は、次の原因が考えられます。

 

 

1) 焦点の調整が合っていない。

 

2)  アイリリーフの位置が合っていない。

 

3) 頬付けの高さが合っていない。

 

焦点の調整が合っていない

 

焦点の調整とは、ピントの事で、スコープには焦点(ピント)を合わせる機能が付いていますので、ピントが合うように調節して下さい。

 

ピントを調節する部分は、スコープによって付いている場所が違いますが、スコープの多くは接眼レンズに付いています。

 

接眼レンズ側というのは、スコープを覗く方で眼に近い方で、対物レンズ側は覗く方の反対側のことです。

 

下の写真のスコープでいうと、赤い矢印の部分にギザギザの入ったリングがありますが、そのリングを緩めるとすぐとなりに回すとピントが変えれるところがありますので、その部分を回して調整します。

 

そのピントを変える部分には、数字は付いていませんが、リングを回す事によってピントが変わりますのでスコープを覗きながら回して、自分の眼に合う所を探してください。

 

 

 

 

 

このスコープは対物レンズ側にも距離によってピントを合わせる機能が付いていますが、これではなく接眼レンズ側に回すとピントが変えられる機能をいいます。


 

 

 

 

 


アイリリーフの位置が合っていない

 

アイリリーフとは、レティクルが一番はっきりと見える状態での、「目とスコープの距離」のことです。

 

目とスコープの位置は、7.5cm~10cm程度ですが、一般的に”握り拳一つ分”と言われていて、この位置のどこかにはっきり見える所がありますので見つけて下さい。

 

このアイリリーフですが、あまりりも目に近い状態で取り付けをすると、発砲した時に不都合が出る時があります。

 

例えば、アイリリーフが近い状態で取り付けをして、山の斜面などで上に向ける角度で撃った場合に、スコープの上部が顔に近くなるため、眉毛の辺りを切ってしまうという人が結構いますので、ある程度想定して取り付けをして下さい。

 

鹿ベえも過去に一度だけ、スコープが顔に当たり、少し切った経験があります。(笑)

 

林道から山の斜面に鹿を見つけて、林道を外して横の平地から発砲したんですね、倒れたので斜面を下から上がって行く時に、倒れていた鹿が立ち上がったんです。

 

 

それで、そこから鹿を見上げると、かなり急なのは分かっていたのですが、再度、発砲した時にスコープが眉毛の近くに当たり切れてしまいました。(安土は確認して撃っています)

 

傷は、全然軽傷で済みましたが、少し出血しましたね。(笑)

 

レクティルは、照準を示す「線」や「点」の事です。

 

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頬付けの高さが合っていない

 

次に銃床に頬を乗せた時に眼がスコープのセンター(レンズの中央)に来ているかということです。

 

スコープを覗く眼がレンズの中央に来ていれば、スコープの上下左右のどこにも影が出来ていない状態になります。

 

俗に言う「満月に見えて影がないこと」ということです。

 

この状態でなく影が出来ていたとすれば、弾は狙ったところには着弾しないことになります。

 

たいがいは、銃床に頬付けした時に、スコープより眼の位置が低いと、スコープ(レンズ)の上部に影ができる状態になるのがほとんどだと思います。

 

こういう場合は、銃床にチークパットというものを張ったり、銃床全体に巻きつけるものがありますので気に入ったものを購入して、眼の位置がレンズの中央の位置になるまで調整して下さい。

上の写真は、貼り付けるタイプのものです。

 

 

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上の写真は、銃床を包み込む使い方で、ネオプレーンという材質で雨をはじきますし、厚みの違うスポンジが5枚くらい付属しているので、自分の高さに合ったスポンジを入れる事ができるので便利です。

 

 

他にもいろいろな種類があります。

 

上の写真のスコープの中に注意して見て下さい。

 

レンズの左側に影ができているのがわかるでしょうか? この状態で撃っても正確に当てる事は出来ません。

 

眼とスコープの位置関係は、これくらいシビアな関係があるという事です。

 

スコープを覗いて発砲する時は、レンズの回りに影ができていない「満月」の状態になっているかどうかに気をつける事です。

 

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まとめ

 

スコープと眼の位置関係はとても大事です。

 

正確に合わす必要があり、原因として焦点の調整が合っていない、アイリリーフの位置が合っていない、頬付けの高さが合っていないの3点ありましたので確認して下さい。

 

頬とスコープの高さが合わない場合は、パッドを入れて眼とレンズの位置をあわせます。

 

スコープを覗いた時に、レンズの周りに影ができていなくて「満月」になっている状態で撃つ事が大事です。

 

以上、銃のスコープと眼の位置調整についての記事でした。