“熟成ブロガー鹿ベえ”です。
クレー射撃の中で、今回は、フィールド射撃とラビット射撃がどのような内容やルールになっているのかなどについてお話ししたいと思います
—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–
鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど
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フィールド射撃は実猟の獲物に見立てて撃つ3種類の射撃
フィールド射撃には、フィールドスキート、フィールドトラップの2種類の複合競技になっていて、クレー放出機から5mや10m離れた射台から放出される様々なクレーを、実猟の獲物に見立てて撃つ射撃になります。
フィールド射撃は、クレーを実猟の獲物と想定していて、フィールドトラップとフィールドスキートは”キジ”などの狩猟を想定した射撃です。
日本においては猟友会の実猟練習向けに一般のスキート・トラップのルールをやや簡素化した独自ルールで行われる競技が行われる場合が多いです。
フィールド射撃3種類の一例です。
【5m ダブルトラップ】
この競技はトラップ射面での競技で、射手はクレー放出口より5m後ろの射台に立ち、若干のタイムラグのある2枚の放出されるクレーに2発発射する事ができ撃破する競技で、一般的には2枚×20回の射撃で計40点1ラウンドです。
【10m トラップ】
この競技もトラップ射面での競技で、射手はクレー放出口より10m後ろの射台に立ち、一枚放出されるクレーに2発まで発射でき撃破する競技で、1枚×20回の射撃で計20点1ラウンドです。
【フィールドスキート】
フィールドスキート射撃は、直径約36 mの半円形に配置された7か所の射台で1番から7番まで順番に移動して射撃を行います。
半円形の直径の両端に配置された2箇所の標的射出棟があり、左側がプール、右側がマークと呼ばれていますが、その標的射出棟から1枚ないし2枚同時に射出されたクレーを撃破します。
※左側のプールは、高い位置からクレーが放出されるため”ハイハウス”、右側のマークが低い位置からクレーが放出されるため”ローハウス”と呼ばれています。
トラップと異なり、スキートは1枚のクレーに対し1発しか撃てず、7箇所合計で1ラウンド20回射撃する事になります。
自分の撃つ順番が来たらマイクに「ハーイ」とか「ホー」とか何でもいいのですが、声を発するとクレーが放出されますので、飛んでいるクレーを狙って撃ち、クレーの破片が確認できれば1点の得点となります。
スキート射面での競技になりますが、スキート射撃とは少し内容が変わりますので注意が必要です。
プール⇒左の射出棟から右にクレーが飛ぶ。
マーク⇒右の射出棟から左にクレーが飛ぶ。
射台 | クレー放出棟 | クレー放出枚数 |
1番射台 | プール1枚 マーク1枚 プール→マーク2枚(ダブル) | 計4枚 |
2番射台 | プール1枚 マーク1枚 プール→マーク2枚(ダブル) | 計4枚 |
3番射台 | プール1枚 マーク1枚 プール→マーク2枚(ダブル) | 計4枚 |
4番射台 | プール1枚 マーク1枚 | 計2枚 |
5番射台 | プール1枚 マーク1枚 | 計2枚 |
6番射台 | プール1枚 マーク1枚 | 計2枚 |
7番射台 | プール1枚 マーク1枚 | 計2枚 |
—– | —– | 合計20枚 |
上記のように、1番射台~3番射台はシングル×2、ダブル×1で射撃し、4番射台~7番射台はシングル×2で射撃しますので計20点1ラウンドです。
国際ルール等のスキート射撃と違い、据銃は肩付けOK、脇下の据銃OKで、また、ダブルの逆撃ち、同射の場合は撃ち直しではなく得点に加算されます。
※このように、オリジナルルールがありますので、大会時に確認して下さい。
ラビット射撃はうさぎに見立てたクレーを撃つ!
ラビットは、 ウサギなどの小動物猟を想定した競技で、スキート射面を使用し、射手は射台前方の左右に設けられたトンネルから垂直に転がり出てくるクレーを射撃します。
地面を転がるクレーの速度はその時々で千差万別であり、射場の地形によってはクレーが跳ねたり左右に蛇行することもあるため、難しい競技です。
この競技で用いられるクレーは空を飛ぶのではなく地面を転がっていくため、一般の競技で用いられる皿形クレーではなく、縁の部分が強化されたI字断面を持つ盆型クレーが用いられる。日本ではこの競技が行える射撃場自体があまり多くない為、あまり一般的な競技ではありません。
※左側のクレーがトラップ・スキート用、右側クレーがラビット用です。
スキート射面の3番~5番射台の間に5射台設けて、左右地上を移動する標的に各1発発射しトラップと同じ移動で2枚×10回の射撃で20点1ラウンドです。
まとめ
フィールド射撃は、トラップとスキート射面を使用して、実猟を想定して射撃をする競技で、5mダブルトラップ、10mトラップ、フィールド射撃があります。
フィールドはキジなどの実猟を想定し、ラビットはうさぎなどの小動物の実猟を想定した射撃になります。
5mダブルトラップとラビットは、通常のトラップやスキート射撃とは全然違う感覚で撃つ事になりますので、初めてやるととても面白いです。
以上、フィールド射撃とラビット射撃についての記事でした。