“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

ここでは、ダブルトラップ射撃とトリプルトラップ射撃についての内容やルールをお話ししたいと思います。

 

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ダブルトラップ射撃は、一度に2枚出るクレーを撃つゲームだ!

 

ダブルトラップ射撃は、トラップ競技がベースとなって生まれた新しい種目です。

 

基本はトラップと同じで、射手はクレー放出口から15m離れた射台に立ち、射台を順番に移動し、常に3番射台から2枚同時に放出されるクレーを2発装填した散弾銃で2枚のクレーを同時に射撃するゲームです。

 

 

クレーが出る枚数は1ラウンド(25回の射撃回数で)につき50枚で、クレーの飛び出す方向(セット)は3種類(右と真中、左と真中、右と左)があり、1ラウンド通して同じセットを撃つことになりますが、射台を順番に回って撃ちますので、クレーの見る角度や方向が変化するため、毎回クレーが違って見えます。

※オリンピックやワールドカップなどの国際大会では、男子50枚、女子40枚で行われています。

 

クレーを撃つ順番は決まっていませんので、どちらから撃っても構いませんが、1枚目を外した場合、2枚目は1枚目と違うクレーを狙わなければいけません。

 

 

使用する銃は基本的にはトラップと同じですが、弾は1発目をかなり早期に撃つ関係上1発目を24gの9号、2発目を24gの7 1/2号(7半)を用いる事が多いです。

 

トリプルトラップ射撃は、一度に3枚のクレーを撃つ!

 

基本はトラップと同じですが、競技内容によって射手の立つ位置が変わったり変化のある射撃になり、一つの射台から三つのクレーが連続して放出(右、ストレート、左の順)され、3発装填した散弾銃で3枚のクレーを順次射撃する事になります。

 

トリプルトラップでは、ダブルトラップのように同時に放出されたクレーを撃つのではなく、プーラー(プーラーハウスにてクレー放出を任意でする人)が、射手のタイミングを計りながら一枚ずつ放出します。

 

 

競技内容は「5mフロント」「10mフロント」「5mセンター」「10mセンター」の種類があります。

 

フロントとは、各射台のクレー放出機(1番射台なら1番放出機)から放出されたクレーを撃ち、センターは3番射台のみを使い、1〜5番のクレー放出機から放出されるクレーを撃ちます。

 

射場によってはセンター競技の方法が異なり、3番射台のみから放出されるクレーを1〜5番の各射台から撃つスタイルもありますので射場や大会での確認が必要になります。

 

 

5mフロントや5mセンターでは撃破距離が近いため、スキート用9号装弾とスキートやシリンダーチョークを好んで利用する人が多いです。

 

競技の性質上、二連銃では3発の弾を発砲できないため、必然的に自動散弾銃やポンプアクション散弾銃などの3発以上連射可能なものに銃が制限される為、あまり一般的な競技ではありません。

 

散弾銃の自動銃についてはこちら。

散弾銃のポンプアクション銃についてはこちら。

 

日本国内の銃刀法で散弾銃は、弾倉内に2発までしか装填できず、予め薬室に1発装填することにより3発の連射が可能です。

 

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トリプルトラップ射撃のジャパンルール内容

 

日本国内では、一般的ルールとして決められている”ジャパンルール”というのがあり、国内の射撃場で開催される大会は殆んどがこのジャパンルールを使用しています。

 

 

1ラウンド目 クレー放出口から5m離れた射台で、各射台を順番に回り、フロントに放出される3枚のクレーを右、中、左の順に3枚撃ちます。

 

2ラウンド目 クレー放出口から5m離れた射台で、各射台を順番に回り、センター(3番射台)の⑦⑧⑨のみの放射機から放出されるクレーを右、中、左の順に3枚撃ちます。

 

3ラウンド目 クレー放出口から10m離れた射台で、各射台を順番に周り、フロントに放出される3枚のクレーを右、中、左の順に3枚撃ちます。

 

4ラウンド目 クレー放出口から10m離れた射台で、各射台を順番に周り、センター(3番射台)の⑦⑧⑨のみの放射機から放出されるクレーを右、中、左の順に3枚撃ちます。

 

1ラウンド15枚のクレーが放出されて4ラウンドありますので、合計点数が60点になり、60枚のクレーに発射するので、弾の数が60発必要になり、弾の消費が非常に多い射撃になります。

 

 

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まとめ

 

ダブルトラップ射撃は、一つの射台でクレーが2枚ずつ出るゲームです。

 

クレーを撃つ順番は決まっていないので、どちらから撃っても構いませんが、1枚目を外した場合、2枚目は1枚目と違うクレーを狙わなければいけません。

 

トリプルトラップは、競技内容によって射手の立つ位置が変わったり変化のある射撃になり、一つの射台から3枚のクレーが連続して放出されルゲームです。

 

トリプルトラップは、ジャパンルールが採用されている大会が多いので、大会出場時は確認するとよいでしょう。

 

トリプルトラップ射撃は、射撃人口が衰退する中で、装弾の消費を促進する目的で装弾メーカーが作った射撃だと推測されます、1ラウンドで60発も消費してしまうのですからお財布とも”装弾”ならぬ”相談”しければなりませんね。^^;

 

以上、ダブルトラップ射撃とトリブルトラップ射撃についての記事でした。