“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

今回は、アメリカントラップ射撃のゲーム内容やルールについてと散弾銃で使用する”チョーク”のお話しをしたいと思います。

 

—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–

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アメリカントラップ射撃はセンターから出る1枚のクレーを1発だけで撃つ!

 

アメリカントラップ射撃は、アメリカで独自に発展した競技で、一時、日本国内でも盛んになりましたが、1クレーに対して1発しか発砲ができないため、どうしても1枚のクレーに2発撃てるトラップ射撃に人気が集まってしまいます。

 

射手は5箇所の射台を順番に移動して射撃を行ない、クレーが放出されるのは中央の3番射台からのみで、放出方向は完全にランダムで、1枚のクレーに対して1発の射撃しか認められていませんが、ジャパンルールでは1枚のクレーに2発まで発砲するというルールもあります。

 

その為、アメリカントラップ射撃専用の射撃銃は元折単身銃などの1発のみ装填可能な銃を用いる事がアメリカでは一般的ですが、日本では元折れ二連銃や自動銃、スライドアクション銃を使用します。

 

1ラウンド25枚のクレーを撃ち、アメリカンルールのように1発の射撃なら25発の弾が必要で、ジャパンルールのように、クレー1枚に2発の射撃なら最大で50発の弾が必要になるゲームです。

 

 

散弾銃の”チョーク”は、有効射程距離を調整する道具

 

散弾銃のチョークは”絞り”とも呼ばれ、有効射程の距離を調整するもので、銃身の先端内部に加工されている”固定チョーク”と銃身の先端内部で交換ができる”可変チョーク”の2種類があり、可変チョークは交換チョークとも呼ばれています。

 

銃から発射された散弾は、飛んで行くに従って散開していきますが、散開していない近距離では獲物への命中は難しかったり、命中した場合は大量の弾が獲物に入るため獲物が損傷し、散開し過ぎた遠距離では、実用的な程度の命中精度が落ち、獲物を捕獲できない場合があります。

 

これを調整するのが”チョーク”ということです。

 

チョークは銃身先端の内径を狭くする事ですから、絞りが強いほど銃口の内径が小さくなり、そのため有効射程が長くなります。

 

チョークの種類は5種類に分けられていて、平筒は”シリンダー”、1/4絞りは”インプシリンダ”、半絞りが”モデ”、3/4絞りが”インプモデ”、全絞りが”フル”と通称で呼ばれています。

 

 

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チョークの通称と正式な名称の表

は製図で直径を表す記号です

分数表示 通称 正式名称 標準寸度
平筒 ヒラ シリンダー、スキートチョーク 18.5mm以上
1/4絞り インプ インプルーブド・シリンダー 18.25mm
1/2絞り 半シボリ・モデ モデファイド・チョーク 18.0mm
3/4絞り インプモデ インプルーブド・モデファイド・チョーク 17.75mm
全絞り フル フルチョーク 17.5mm以下

 

チョークを実際に使用する場合の目安表

絞り 有効射程距離      (理想射程)

対象となる使用法

平筒 30m(26m)

スキート射撃・スラッグ弾による大型獣

コジュケイ・ヤマシギなど

1/4絞り

35m(29m)

キジ・キジバト・バン・スラッグ弾による大型獣
1/2絞り 40m(33m) キジ・キジバト・ヤマドリ・タシギ・中距離のカモ・ノウサギ近射
3/4絞り

45m(36m)

トラップ射撃の初矢

キジバト・ヤマドリ・タシギ・中距離のカモ類・中距離のノウサギ

全絞り 50m(40m)

トラップ射撃の二の矢

カモの遠射、ノウサギの遠射

 

現在では、銃身の先端に取り付けて、先端部分を回す事によって平筒からフルまで無段階で可変のできる便利なチョークも販売されています。

 

 

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まとめ

 

アメリカントラップ射撃は、5箇所の射台を順番に移動して射撃を行ない、クレーが放出されるのは中央の3番射台からのみです。

 

アメリカントラップ射撃のアメリカンルールでは、1発しか発砲ができないため、どうしても1枚のクレーに2発撃てるトラップ射撃に人気が集まってしまい、現在はあまりアメリカントラップ射撃はお目に掛かれなくなりました。

 

散弾銃のチョークは”絞り”とも呼ばれ、銃身先端内部に加工又は取り付けができ、有効射程の距離を調整するものです。

 

以上、アメリカントラップ射撃とチョークについての記事でした。