“熟成ブロガー鹿ベえ”です。
ここでは、我が家で可愛がっていた愛犬”ビーグル犬”の「ビッキー」が、平成30年10月13日(土)に、他界し、子犬の時から飼った思い出を、ここに記したいと思います。
ビーグル犬の特長は?
原産国:イギリスのイングランド
サイズ :中型犬
体高 :33cm~38cm
体重 :7kg~12kg
のほほんとしたキャラクターで知られるスヌーピーは「世界一有名なビーグル犬」ですが、ビーグルは猟犬で、14~15世紀ころからウサギ狩りに使われてきました。
ビーグルは短毛で垂れ耳、中ぐらいの長さの口先を持ち、骨太でしっかりした体格を持つ中型犬で、最大の特徴は、大きく太くよく通る吠え声です。
また、争いを好まず、用心深さと大胆さの両面を持ち合わせ、食欲が貪欲ですので、その性格を利用すると”しつけ”がし易いという利点もあります。
近年の空港での「違法薬物探知犬」は、ビーグルが使われるようになりました。
食欲の貪欲さを利用した”しつけ”のし易さと、体が丈夫で、愛嬌があり、体格も大きくないというのが理由ですが、ひと昔前は、ラブラドールレトリーバーが使われていましたが、体格が大きいため、お客さまに威圧感を与えるという事から、ビーグルに変えたそうです。
ビッキーとの出合いは仕組まれていた
今から14年程前の事である。
鹿ベえの住んでいる街から、2時間程度走った所に大きな街があり、そこに大きなショッピングセンターがあります。
その日は、家族で買い物を兼ねて、そこのショッピングセンターへ行く事になり、車を走らせました。
ショッピングセンターでは、必要なものも買い、食事をして、あちらこちらと見ていた時です。
奥さんと長男が、「ペットコーナーに行こう」と言い出しました。
鹿ベえも動物は好きなので、付いて行くと・・・
「お父さん、犬飼おう」と言うのです。
「はぁ~?」
「生き物を飼ったら、いろいろと自由が制限される」と言いましたが・・・欲しいのでしょう。
鹿ベえはこの時期、ラジコンヘリコプターにのめり込んでいた頃で、自分は好きな事をやらせてもらっているのに、抑止する道理は無いと思い、飼う事を”渋々”承諾したのでした。
「犬を買う、お金は?」と聞くと・・・「持って来てるよっ」
鹿ベえは、この時に悟りました・・・こいつら”確信犯”だということが・・・。(笑)
どの犬にするかが決まった
さてこうなると、どの犬にするか、店内のケージに入っている犬を見て回るのです。
毛の長い犬は手入れが大変だとか・・・、大きい犬は大変だとか・・・、メスは時期的な事で大変だとか・・・。(笑)
それで結局、「ビーグル」になったわけです。
この写真が、子犬の時の写真です。
さて、犬を選んで決まった後は、お店の人から、ワクチンの事や飼い方など、いろいろな説明を受け、ドッグフードやそれを入れる容器、ケージ、トイレ、トイレ用シート、リード、首輪などなど、いろいろと買い揃える物があります。
そんな用品を選ぶのも、楽しそうに選んでいました。
犬を連れて我が家へ帰宅、そして名前が決まる
チビ助にとっては、初めての我が家ですので、チョロ、チョロと、歩き回っています。
名前を何にするという家族会議で、どういう経緯で出たのか忘れましたが、ビーグル犬の「ビッキー」に決まったのです。(笑)
名前は「ビッキー」に決まりましたが、「ビーくん」や「ビー助」とも呼ぶ事もありました。
こんな可愛いものですから、家族みんなから”引っ張りダコ”です。(笑)
猟犬の血が入っているんだと感じたとき
ビッキーが若犬の時の事です、ラジコンヘリコプターの飛行場の河川敷の川沿いに”柳の樹”が生えていますが、毎年10月になると、その柳に「ユキノシタ」というキノコが採れるようになります。
なめこ類のきのこですが、うどんや鍋物の汁系に入れると、とてもいいダシが出ます。
このキノコを採りにビッキーを連れて行ったのですが、ビーグルの”しっぽ”の先端は白で、これは、やぶに入った時(猟をする時)に、しっぽの先端が白いために、居場所が分かるようになっているんだと関心しました。
そのしっぽを、うれしそうに振りながら、飛びはねながら、やぶの中を付いて来ます。
自然の中にいるビーグルは、実に「猟犬」です。
ビッキーの大好物は鹿肉!
鹿ベえはご存知の通り、ハンターで、鹿が捕れたら、感謝して肉をいただくようにしています。
鹿の肉でも硬い部分があり、圧力鍋を使って調理をしたりしますが、ビッキーのえさにもなります。
ビーグルは卑しいのが通常なのですが、ビッキーは、生肉は食べなく、ボイルした鹿肉は大好きでした。
写真のようなボイル肉か、ジャーギーを作って保存してありますので、茶の間に入る時は、そのどちらかを持って入ります。
すると、ビッキーは、鹿ベえが鹿肉を持ってくるのが楽しみで、寄って来て、早くちょうだいとねだります。
これが毎晩の、”楽しみ”な日課でした。
それと、この犬は無駄吠えのしない犬で、まず、吠えて”うるさい”という事は一度もありません。
訪問者が、ドアのインターフォンを押すと、「ウオーッ」と2回ほど吠えますが、誰かが来客を認識したら、ビー助は分かるようで、それ以上、吠える事はしません。
また、鹿ベえと一緒に友達やお客さんが茶の間に入ると、見掛けない顔を見ると、やはり「ウオーッ」と吠えますが、鹿ベえが「もういいよ」というと、ピタッと吠えなくなります。
飼っていて、とても楽な犬でした。
寝るときは、鹿ベえ夫婦の布団で一緒に寝ていましたが、暖かい時期は、布団の上で、鹿ベえの足の所にピタッとくっついて寝ては、夜中に奥さんの所へ移動して寝たりしていました。
冬の部屋が冷え込む夜は、布団を鼻で持ち上げて、布団の中に入って寝ていました。
鉛を飲み込んで真夜中の手術
それは、鹿ベえの住む街の神社祭の宵宮の夜の事です。
鹿ベえが寝室で、魚釣り道具の小物を整理していた時に、途中、トイレに行きました。
すぐ戻るから大丈夫だと思い、ドアを半開放で行ったのですが、茶の間のドアを開けた時に、ビー助が、鹿ベえの寝室から茶の間のソファーに行くのが見えたのです。
こいつ部屋に行ったな・・・・と思い。
道具を確認した所、釣りの重りの鉛が5個あったはずなのに、1個足りません!道具のまわりや部屋の中と、茶の間も探したのですが、ありません!
「食べた!」・・・・・。
【鉛中毒とは】鉛が、人や動物の体内に入ると、貧血症状とともに、激しい腹痛や神経障害が発症して、死に至る恐ろしい中毒症状です。
もう夜の11時です。動物病院は診察していないだろうと思いましたが、奥さんに電話をさせると、先生がいたんですね。
ビー助を連れて、動物病院に駆けつけ、レントゲンを写しましたら・・・・ありました。鉛。
液体の薬品を飲ませ、吐いて鉛が出れば大丈夫だということですが、3回嘔吐をしても、鉛が重たいため、出て来ないのです。
ついに、夜中の1時から、開腹手術になりました。
手術が終了したのが、午前3時頃の事です。
動物病院の先生には、感謝しています。『ありがとうございました』
ビー助を飼う時にペットショップで動物用の保険というのがあって、加入したんです。
毎月保険料は掛かりますが、この時には、保険で支払いのほとんどが賄えるという事でしたので、手出しは少なかったのです。
もし、動物用の保険に入っていなければ・・・と考えると、これもまた、ありがたいものです。
ある日、突然の発作
今年(平成30年)の夏の夜中の事です。
奥さんが、「ビー助が、何か変だよ!」と叫んだのです。
見ると、ビー助は、痙攣を起していて、なす術も無く、体をさすってあげるのが精一杯でした。
その痙攣は、数分後に治まりましたが、それから、ヨロヨロと足がよろけた状態で、家具などにぶつかりながら異常な位、長時間歩きます。
翌日、動物病院に連れて行き診察をしてもらいました。
診察の結果、虚血性の発作という事です。
人間もそうなのですが、食事をすると、消化を促進させるために、血液が胃に集まるので、脳に行く血液が不足した事による発作という診断でした。
もちろん、加齢も手伝っての事で、この時で、生まれてから14年と5カ月になっています。
飲み薬と発作時に痙攣を止める座薬を出してもらい、発作の回数と痙攣の継続時間は少なくなったものの、度々、忘れたころに発作は起きてしまいます。
ついにその時は訪れる
平成30年10月12日(金)の午前1時20分に発作は、起きました。
しかし、この時はいつもと違い、座薬を入れてからすぐに痙攣は治まったのですが、そのあと”いびき”をかいて寝ています。
これは、いままで無かった症状でした。
5分位もいびきをかいて寝ていたと思いきや、今度はいつものとおり徘徊して歩きます。
この時は、すご~く、すご~く、長~い時間歩いていました。
翌朝、ビー助は、また、発作を起こしましたが、今度は、後ろ足が立たないようです。
それから、ビー助は、寝たきりになってしまいました・・・。
苦しそうに、口で息をして、たまに、起きようとしますが、起きる事ができませんし、もう、食事も固形物を咀嚼(そしゃく)して飲み込む事ができません。
現代は便利な時代だと感じたのですが、老犬や病気などの時に与える、流動食と注射器が販売されています。
この注射器で、流動食を口の横から喉へ少しずつ入れて上げると、ゴクン、ゴクンと飲み込んでいます。
口で息をするので口が渇くため、定期的にベロの上に水も注射器で入れてやります。
相変わらず、息が苦しそうです。
歩けなくなった日の、翌日の午後9時に、前足が小刻みに痙攣を起こし出しました。
奥さんと二人で、交代、または一緒にビー助をさすります。
呼吸はさらに早くするようになり、前足の痙攣が起きてから2時間後の、午後11時に、ビー助は、息を引き取りました。
この世に生を受けてから、14年と8カ月、長生きの「大往生」だと思います。
ビー助、我が家に来てくれて「ありがとう」
楽しい時間を「ありがとう」
家族を結び付ける、機会を作ってくれて「ありがとう」
翌日、ビー助は、ペット霊園で、”荼毘”に付し、天国へ行きました。
安らかに、安らかに、眠って下さい。
名前:「ビッキー」
性別:「オス」
誕生~没:「2004.2.8~2018.10.13」
年齢:「14年と8ヶ月」
我が家の愛犬「ビッキー」ここに眠る。
まとめ
この世に「生」を受けた時から、「死」に向かうと言われますが、自分の寿命は、どれくらいあるのかは、知らされていません。
生きている間に、「充実した人生を送る」事が良いと聞きますが、長生きしたいとか、やり残した事があるとか、自分の人生に納得して人生が終わる人って、いるのか?と考える時があります。
所詮、あの世への片道キップをもらったら、諦めるしかないんですね。
哲学ですから答えは出ないでしょうが、今日一日を一生懸命「生きる」。
ウチの愛犬、トイプードルの梅子も毎週末、一緒に飛行場に行きます。
飛行場はクローズドの施設なのでリードはつけません。離陸する飛行機を追っかけたり、アイドリングタイムには滑走路でボールを追いかけたり。たまにハンドランチ グライダーを踏んづけて冷やっとしますが、壊れる事は無いみたいですね。
犬とラジコン飛行機は共存出来るみたいです。
坂本 様
鹿べえです。
鹿べえの北の国からをご覧いただき、コメントをいただきありがとうございます。
坂本さんもRC飛行場に愛犬を連れていかれるんですね。
生あるものは、いつか終わりを迎えますね。
これは自然の摂理です。坂本さんと愛犬の楽しい時間を過ごせますよう
願っております。
記事も追加していきますので、時間がございましたら、お読みいただければ幸いです。