“熟成ブロガー鹿ベえ”です。
ここでは、「ゴイサギ」についてのお話しをしたいと思います。
この記事は、
・ゴイサギに興味のある人。
・ゴイサギが、どういう鳥なのか知りたい人。
・ゴイサギが、狩猟鳥か非狩猟鳥なのか知りたい人。
・狩猟をする人。
この様な人に読んでいただきたいと思います。
この記事を読む事で、ゴイサギの分布や特徴、習性。狩猟鳥なのか非狩猟鳥かが分かると思います。
—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–
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ゴイサギの分類と狩猟鳥か非狩猟鳥の判別
鳥獣名 | ゴイサギ(五位鷺) |
分類 | ペリカン目サギ科ゴイサギ属 |
狩猟鳥と非狩猟鳥の判別 | 狩猟鳥ですので狩猟での捕獲が可能です |
1日当たりの捕獲制限数 | なし |
※狩猟鳥は、鳥獣法で捕獲が許可されている鳥類です。
※非狩猟鳥は、鳥獣法で捕獲が許可されていない鳥類です。
ゴイサギの和名は、ときの天皇、醍醐(だいご)天皇が、池にいた、この鳥を見つけ、捕えるように家来に命令しました。
鳥は、家来が近づいても逃げることなく、おとなしくつかまり、天皇は、命令にさからわず神妙であると、ご褒美に五位の位(くらい)を賜わり、それからこのサギは五位のサギ、ゴイサギになったということです。
夜空を、クワックワッと鳴きながら飛んで行く鳥は採食場に向かうゴイサギで、ヨガラス(夜鴉)の別名がついている地方もあります。
ゴイサギの分布
北アメリカの温帯から南アメリカ全域,ユーラシア大陸の温帯から熱帯,日本,フィリピン,インドネシアの島々,アフリカなどに広く繁殖分布し,北方で繁殖するものは生息地の南部に渡って越冬する。
日本では、全国的に分布していますが、関東以南に多く見られ、北海道では、ごく稀に確認できる程度の生息です。
本州では、留鳥。
※留鳥=その土地で繁殖する鳥。⇔渡り鳥。
ゴイサギの特徴
全長が58-65cm前後、翼開長105~112cm、体重0.4-0.8kg前後です。
胴体はカラスぐらいの大きさ 。
雌雄同色で、体も同じくらいの大きさです。
成鳥と幼鳥で体色が異なり、成鳥は、頭頂~背が黒色~灰色で、腹面が白色、後頭部に数本の白くて細長い飾毛がある 。
幼鳥は全身褐色で、白色の小斑紋が点在していることから”ホシゴイ”(星五位)と呼ばれる 。
眼の色も異なり、幼鳥は黄色だが、成鳥では赤くなる。
普段は、首を縮めているので、首が太く短く見える 。
写真は、ゴイサギの幼鳥で”ホシゴイ”(星五位)と呼ばれています。
ゴイサギの習性
河川、湖、池沼、湿原、水田、海岸などに生息し、単独もしくは小規模な群れを形成して生活する。
夜行性で、昼間は水面に張出した樹上などでひっそりと休む。
食性は動物食で、両生類、魚類、昆虫、クモ、カエル、ザリガニなどを夜間水辺を徘徊しながら獲物を捕食する。
ゴイサギのみか、他のサギ科の他種も含めた集団繁殖地(コロニー)を形成する。
樹上に雄が巣材となる木の枝を運び、雌がそれを組み合わせた巣を作る。
繁殖形態は卵生で、日本では4~8月に、3~6個の卵を年に1~2回に分けて産み、雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は21~22日。
育雛は雌雄共同で行い、雛は孵化してから20~25日で巣を離れるようになり、40~50日で飛翔できるようになり独立する。
生後1~2年で性成熟する。
夜行性で、養魚場に加害することもある。
「クアー、クアー」と鳴く。
ゴイサギの類似種とその識別
日本国内では、非狩猟鳥のササゴイやミゾゴイ、ヨシゴイ、オオヨシゴイ、サンカノゴイ、アカガシラサギがよく似ているが、体の色でゴイサギ とは区別することができる。
ササゴイ(非狩猟鳥)は、成鳥では黒く太い冠羽や翼の上面に笹の葉に似た模様があること、幼鳥では黒色がかった地色をしていることなどでゴイサギと区別できる 。
ミゾゴイ(非狩猟鳥)は、全長約50cm、体形はゴイサギに似ているが、全体に赤褐色なのでゴイサギとは色で区別できる。
ヨシゴイ(非狩猟鳥)は、上面は褐色、下面は淡黄色の羽毛で覆われていてゴイサギとは区別できる。
オオヨシゴイ(非狩猟鳥)は、ヨシゴイより大きな体形からその名前がついています。
体形は、上面は赤褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われ、尾羽は黒いことからゴイサギとは区別できます。
サンカノゴイ(非狩猟鳥)は、ずんぐりとした体形の大型のサギ類で、全身が黄褐色、黒褐色の様々な形の斑が散在し、頭頂と顎線は黒褐色からゴイサギとは区別できる。
アカガシラサギ(非狩猟鳥)は、冬季(狩猟期)は、頭部から頸部、胸部、胴体上面が黒褐色の羽毛で被われ、淡褐色の縦縞が入るためゴイサギとは区別がつく。
ゴイサギは、おいしい?
さて、狩猟できる鳥ではありますが、はたして、食べれるのでしょうか?
ゴイサギは、食べれるということですが、毛を毟ると痩せていて、肉は、胸肉程度しか取れないそうで、あとは、砂肝や胃袋、レバー、心臓などの内臓が食べれます。
料理としては、焼き鳥や唐揚げなどにして食べるようです。
味の方はというと、小魚や貝類を捕食することから、臭うという見解でした。
もし、狩猟で捕獲した場合は、獲物に敬意をはらって頂いて下さい。^^;
ゴイサギ猟の注意点
楽しい狩猟で一日を終わらせることは、何でしょう?
獲物が定数まで捕れたことでしょうか?
いえいえ、「狩猟中の事故」や「猟銃の事故」を起こさない事、遭わない事に限ると思います。
獲物は逃がしてしまっても、また、今度の時に捕れますが、事故を起こすと一生が取り返しのつかないことになってしまいます。
次の、狩猟の心構えと留意事項を頭の片隅において狩猟をして下さい。
・事故を起こさない、同行者に危害を与えないなど、ルールやマナーを守り安全な方法で行うこと。
・狩猟資源の持続的利用を図ることを常に意識し、獲り尽くさないこと。
・高い見識を備えた社会人(人格者)として、尊敬されるように、常に緊張感を持って行うこと。
・猟欲を抑え、獲物の数よりも無事故・無違反を誇りにすること 。
ゴイサギ猟での注意点
ゴイサギであるかどうかの確認 | ゴイサギの特徴を熟知し間違いが無いか確認してから発砲する |
矢先の確認 | 発砲する方向に、人畜、建物、車輛、舟など危害が発生するものは無いか確認する |
弾の装填・脱包 | 狩猟鳥獣であることが確認できれば、弾を装填し、発砲する機会が無くなったときには脱包する |
鳥類の狩猟 | 水平撃ちは控え、飛ぶ鳥は空に向かって撃つ。水面や岩などの固いものによる跳弾の発生に注意する。 |
まとめ
ゴイサギは狩猟鳥で、狩猟での捕獲が許可されています。
非狩猟鳥のササゴイやミゾゴイ、ヨシゴイ、オオヨシゴイ、サンカノゴイ、アカガシラサギと似ていますが、体色が違うので、よく見ることで判別は可能です。
ゴイサギの一日の捕獲数の上限は、決められていません。
以上、ゴイサギについての記事でした。
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