ヨシガモの分布・特徴・習性。メスは非狩猟鳥のオカヨシガモに似てる

“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

ここでは、「ヨシガモ」についてのお話しをしたいと思います。

この記事は、

・ヨシガモに興味のある人。

・ヨシガモが、どういう鳥なのか知りたい人。

・ヨシガモが、狩猟鳥か非狩猟鳥なのか知りたい人。

・狩猟をする人。

この様な人に読んでいただきたいと思います。

この記事を読む事で、ヨシガモの分布や特徴、習性。狩猟鳥なのか非狩猟鳥かが分かると思います。

—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–

鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど

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ヨシガモの分類と狩猟鳥か非狩猟鳥の判別

鳥獣名	ヨシガモ(葦鴨)
分類	カモ目カモ科マガモ属
狩猟鳥と非狩猟鳥の判別	狩猟鳥ですので狩猟での捕獲が可能です
陸ガモか海ガモの種別	陸ガモ
捕獲制限数	カモ類の合計が1日5羽。(網猟では、猟期を通じてカモ類の合計が200羽)

※狩猟鳥は、鳥獣法で捕獲が許可されている鳥類です。

※非狩猟鳥は、鳥獣法で捕獲が許可されていない鳥類です。

ヨシガモの名前の由来は、三列風切の形状が「鎌状」に見えることから、falcata、英名と同義語になったそうです。

※falcataは、イベリア半島で使用されていた刀。

ヨシガモの分布

インド北部、タイ、大韓民国、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、日本、バングラデシュ、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ラオス、モンゴル、ウスリー、シベリアなどで繁殖し、冬季になると東南アジア、朝鮮半島、中華人民共和国南部などへ南下して越冬する。

日本では、全国的に渡来するが、本州中部以南に多く、冬季に越冬(冬鳥)のため飛来し、北海道では少数が繁殖する。

このヨシガモは、北海道の北部では、まず、見ることがありません。

ヨシガモの特徴

全長は、オス54cm前後、メス48cm前後で、翼長は、オスが23～25cm、メスは22～24cm、翼開張75～85cmで、体重は0.4～0.8kg程度。

胴体はカラスよりやや小さい中型の鴨。

雌雄異色で、オスの方が体が大きい。

おむすび型の頭で、腰のあたりがふくらんで見える。

・繁殖期のオスは、灰色の体部で、光沢のある栗褐色と緑色の頭部、長い冠羽がある。

・喉の羽衣は白や淡黄色で、黒い首輪状の斑紋が入る。

・尾羽基部の下面を被う羽毛（下尾筒）は黒く、その側面には三角形の黄色い斑紋が入る。

・三列風切は長く湾曲し、みの状に垂れ下がり、黒く羽毛の外縁（羽縁）が白い。

・非繁殖期のオス（エクリプス）やメスは全身の羽衣が褐色で、黒褐色の斑紋が入る。

※三列風切＝風切羽（かざきりばね、かざきりば）とは鳥類の翼後方に整列している一連の羽根のことです。

接続している骨を基準として、翼の先端側から順に初列風切（しょれつかざきり）、次列風切（じれつかざきり）、三列風切（さんれつかざきり）と細分されます。

非繁殖期のオスは、マガモと同様「エクリプス」になる。

メスは、他のカモ類のメスと同様に、全体が褐色の地味な色調だが、やや茶色みがかった褐色で、頭部が灰色がかっている。

繁殖形態は卵生で、6～8月に水辺の茂みなどに枯れ草を組み合わせた巣を作り、6～9個の卵を産みます。

メスが抱卵し、抱卵期間は24～25日です。

ヨシガモの習性

いわゆる陸ガモの一種で、水面に浮いたまま採餌を行う。

植物食で、種子、水生植物、海藻などを食べる。

湖沼や河川、内湾などにいることが多く、通常、あまり大きな群れは作らない。

マガモやコガモなどと異なり、小さな水域には少ない。

夜間に草地や農地などに採食のために飛来する。

オスは、「ピュルル、ピュルル」、メスは「グワッ、グワッ」と鳴く。

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ヨシガモの類似種とその識別

オスは多種と見違えることは少ない。

メスは、各種カモ類のメスに似た地味な色調のため、識別がやや難しいが、他種と異なり、目立たない冠羽と灰色がかった頭部により区別ができる。

非狩猟鳥獣のオカヨシガモのメスに似ているが、頭が大きく、くちばしが黒くて黄色味がない。

鹿ベえは、ヨシガモを見たことはありませんが、とても綺麗な鴨ですね、一度は、狩猟で捕ってみたいものです。

写真は、オカヨシガモです。

ヨシガモ猟の注意点と鴨の調理例、鴨の使い道

楽しい狩猟で一日を終わらせることは、何でしょう？

獲物が定数まで捕れたことでしょうか？

いえいえ、「狩猟中の事故」や「猟銃の事故」を起こさない事、遭わない事に限ると思います。

獲物は逃がしてしまっても、また、今度の時に捕れますが、事故を起こすと一生が取り返しのつかないことになってしまいます。

次の、狩猟の心構えと留意事項を頭の片隅において狩猟をして下さい。

・事故を起こさない、同行者に危害を与えないなど、ルールやマナーを守り安全な方法で行うこと。

・狩猟資源の持続的利用を図ることを常に意識し、獲り尽くさないこと。

・高い見識を備えた社会人(人格者)として、尊敬されるように、常に緊張感を持って行うこと。

・猟欲を抑え、獲物の数よりも無事故・無違反を誇りにすること。

ヨシガモ猟での注意点

ヨシガモであるかどうかの確認	ヨシガモの特徴を熟知し、間違いが無いか確認してから発砲する
矢先の確認	発砲する方向に、人畜、建物、車輛、舟など危害が発生するものは無いか確認する
弾の装填・脱包	狩猟鳥獣であることが確認できれば、弾を装填し、発砲する機会が無くなったときには脱包する
鳥類の狩猟	水平撃ちは控え、飛ぶ鳥は空に向かって撃つ。水面や岩などの固いものによる跳弾の発生に注意する。