“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

ここでは、「ヤマシギ」についてのお話しをしたいと思います。

 

この記事は、

 

・ヤマシギに興味のある人。

ヤマシギが、どういう鳥なのか知りたい人。

・ヤマシギが、狩猟鳥か非狩猟鳥なのか知りたい人。

・狩猟をする人。

 

この様な人に読んでいただきたいと思います。

 

この記事を読む事で、ヤマシギの分布や特徴、習性。狩猟鳥なのか非狩猟鳥かが分かると思います。

 

【閲覧注意】このブログは、狩猟関係の事が書かれていますので、殺傷シーンや血液などの写真があります。閲覧にはご理解いただける方のみご覧ください。 

 

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ヤマシギの分類と狩猟鳥か非狩猟鳥の判別

 

 

鳥獣名 ヤマシギ(山鷸・山鴫)
分類 チドリ目シギ科
狩猟鳥と非狩猟鳥の判別 狩猟鳥ですので狩猟での捕獲が可能です
捕獲制限数 タシギとヤマシギの合計が1日5羽

※狩猟鳥は、鳥獣法で捕獲が許可されている鳥類です。

※非狩猟鳥は、鳥獣法で捕獲が許可されていない鳥類です。

 

ヤマシギの名前の由来

 

ヤマシギの名前の由来は、実に簡単で、「山に棲むシギ」から来ていて、漢字では”山鴫””山鷸”と書きます。

 

ヤマシギの分布

 

 

夏にユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、冬季はヨーロッパやアフリカの地中海沿岸やインド、東南アジアなどに渡って越冬する。

 

日本では北海道で夏鳥、本州中部以北(中部・東北地方)と伊豆諸島で留鳥、西日本では冬鳥である。

 

ヤマシギの特徴

 

 

体長は約35cmでハト程度。雌雄同色でオスの方がやや大きい。

 

体全体は、やや暗い褐色で、黒褐色や茶褐色の細かい斑が点在している。

 

くちばしは長くて真っ直ぐに伸びていて、頭部は体に比べて大きく、おにぎり型をしている。

 

他の鳥類と比べると目が頭の中心より後方上部に寄っているため、両眼を合わせた視野は、ほぼ360度をカバーしている。

 

首と尾は短く、足も他のシギにくらべて短い。

 

ヤマシギはミミズなどの小動物を捕食する習性を持つ

 

 

林、草地、農耕地などで、比較的湿気の多い環境に生息する。

 

水辺にもいるが、他のシギと異なり主な生息地は森林の中である。

 

からだの羽毛は灰色、黒、赤褐色などの細かいまだらもようで、じっとしていれば見つけにくい保護色をしている。

 

地面にじっとしていて、足元から不意に飛び立つことがある。

 

繁殖期には夕方から林の上を飛び回りながら、チキッ、チキッと鋭い声で鳴き、その間にウーという低い声を出す。

 

さらに夜行性で、なかなか人目につきにくい。

 

食性は動物食で、土にくちばしを差しこんで地中のミミズやムカデ・えび・昆虫などの小動物を捕食する。

 

繁殖形態は卵生。林の中の地上に営巣し、通常4卵を産む。

 

雌だけが抱卵し、抱卵日数は20~24日。

 

 

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ヤマシギの脳みそは美味で漫画のゴールデンカムイにも載るほど

 

 

ヤマシギの肉質は柔らかく、繊細な味わいだと言われ、特に内臓が珍重されて、くちばしを付けたまま料理するのが定番だとされています。

 

内臓の中でも、脳みそを食するのが有名で、脳みその味はというと、・・・全く匂いは無く、チーズのような、香りのよいフォアグラのような、深い味わいです。

 

あのまんが、『ゴールデンカムイ』の中でもジビエ(野生肉)の紹介がされています。

 

ちなみに、『ゴールデンカムイ』は、作者、野田サトルによる日本の漫画で、明治時代末期の日露戦争終結直後の北海道・樺太を舞台にした金塊をめぐるサバイバルバトル漫画。

 

また戊辰戦争・日露戦争・ロシア革命などの歴史ロマン要素のほか、狩猟・グルメ要素、アイヌなどの民俗文化の紹介要素も併せ持つ猟師の作品です。

 

週刊ヤングジャンプなどに掲載されています。

 

ゴールデンは英語、カムイはアイヌ語です。

 

 

ヤマシギの類似種とその識別

 

 

ヤマシギの類似種としては、奄美大島に、よく似た非狩猟鳥のアマミヤシギ(日本特産種)が分布している。

 

羽根の模様や眼の位置、後頭部の暗色帯の配置などが微妙に異なるものの、体型や体色、習性が似ていて識別は難しい。

 

奄美大島でのヤマシギの捕獲は、アマミヤマシギの錯誤捕獲を防止するため、禁止されています。

 

写真はアマミヤマシギ。

 

ヤマシギはレッドデータに近い鳥

 

ヤマシギは狩猟鳥に指定されていて、狩猟の対象種であり、食用としても好まれる。

 

しかし、地域によっては、ヤマシギが希少種となっているところもあり、狩猟鳥指定には批判的な声もある。

 

京都府ではヤマシギは捕獲禁止の条例が制定され、また他の県でも狩猟者へヤマシギの狩猟の自粛を呼びかけている自治体もある。

 

ヤマシギ猟の注意点

 

 

楽しい狩猟で一日を終わらせることは、何でしょう?

 

獲物が定数まで捕れたことでしょうか?

 

いえいえ、「狩猟中の事故」や「猟銃の事故」を起こさない事、遭わない事に限ると思います。

 

獲物は逃がしてしまっても、また、今度の時に捕れますが、事故を起こすと一生が取り返しのつかないことになってしまいます。

 

次の、狩猟の心構えと留意事項を頭の片隅において狩猟をして下さい。

 

・事故を起こさない、同行者に危害を与えないなど、ルールやマナーを守り安全な方法で行うこと。

・狩猟資源の持続的利用を図ることを常に意識し、獲り尽くさないこと。

・高い見識を備えた社会人(人格者)として、尊敬されるように、常に緊張感を持って行うこと。

・猟欲を抑え、獲物の数よりも無事故・無違反を誇りにすること 。

 

ヤマシギであるかどうかの確認 ヤマシギの特徴を熟知し間違いが無いか確認してから発砲する
矢先の確認 発砲する方向に、人畜、建物、車輛、舟など危害が発生するものは無いか確認する
弾の装填・脱包 狩猟鳥獣であることが確認できれば、弾を装填し、発砲する機会が無くなったときには脱包する
鳥類の狩猟 水平撃ちは控え、飛ぶ鳥は空に向かって撃つ。水面や岩などの固いものによる跳弾の発生に注意する。

 

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まとめ

 

ヤマシギは狩猟鳥で、狩猟での捕獲が許可されています。

 

ヤマシギ料理は、くちばしをつけたままの脳みその料理が有名です。

 

ヤマシギは、まんがのゴールデンカムイにも掲載されています。

 

ヤマシギの捕獲制限数は、タシギとヤマシギの合計が1日5羽です。

 

以上、ヤマシギについての記事でした。

 

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