“熟成ブロガー鹿ベえ”です。
ここでは、狩猟をする時の心構えや、携帯しなければならない物、服装や装備品についてお話ししたいと思います。
—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–
鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど
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実猟の心構えについて
実猟の心構えとして基本的な考え方は次の通りです。
①事故等を起こさないように、同行者に危害を与えないように、ルールやマナーを守り、安全な方法で行う事。
②狩猟資源の持続的利用が図られるように自然環境を保全する事。
③猟欲を抑え、獲物の数よりも無事故・無違反を誇りにする事。
基本的に留意する事
猟場となる場所は、山仕事や農作業が行われ、山菜採り、ハイキングなどの様々な目的を持った人が入り込んできます。
そのため狩猟者は第一に、猟場には必ず人が居るんだということを想定した方が間違いありません。
したがって、獲物と確認できない場合は、常に人かも知れないと注意しなければなりません。
猟場で一般の人と出会ったら挨拶を交わすなどして不信感や警戒感を必要以上に持たれないようにすることが大切です。
また猟場は概して見通しが悪いばかりでなく、足場が悪い事から、転倒、転落、滑落などの危険が多いなど、狩猟事故が発生し易い環境であることなどについても十分に認識する必要があります。
鹿ベえの体験談ですが、カモ猟に出かけた時の事です。
ため池から車に戻る時、草に覆われている所を歩こうとした時、そこに側溝があって、又下まで落ちて脇腹を軽く打った苦い経験があり、足を置く場所が見えない場合は注意すべきです。
猟場にはこの様な危険な場所がたくさん存在します。
狩猟事故は、そのほとんどが狩猟者のちよっとした不注意、気の緩みが原因となり、ほんのわずかな不注意が大きな事故につながっていることが多いです。
「獲物の確認」と「矢先の安全確認」はつねに心掛けていることと、「適性な脱砲」を怠れば事故に結びつくことになります。
狩猟を行なうのに携帯しなければならないもの
狩猟をする時に、携帯していなければ”違法”になる物がありますので忘れずに携帯して下さい。
①銃器を携行する場合は、猟銃所持許可証が必要です。
②狩猟者登録証
狩猟者登録証は、都道府県知事から許可をもらいます。
(申請窓口は振興局になります。)
③記章
記章は狩猟登録をすると、狩猟者登録証と一緒にもらえます。
下の写真は、福井県で平成24年度に狩猟登録をしたという事です。
狩猟にふさわしい猟装
狩猟をするに当たっての服装は、できるだけ身軽で動きやすい服装で、かつ、獲物と間違われて誤射されないように”蛍光オレンジ”を取り入れた、帽子やベスト、ズボンなどを装うことが最適です。
よく赤い色の装いが良いのではないかと思われるのですが、実は、赤は紅葉になった葉や植物の実などで、自然界に漠然として存在するので間違われやすいんです。
ポイントとしては、『自然界に存在しない色』を使用する事で、これならブッシュの中でも、見分ける事ができる事になりますね。
帽子やチョッキ
帽子やチョッキ又は上衣は、蛍光色のオレンジのものが最適で誤射防止です。
赤のベストと蛍光オレンジの比較をしたものがありましたが、赤のベストに比べ、蛍光オレンジのベストは、距離が離れても、夕暮れ時の曇天の日でも視認性がバツグンに良いので、獲物に間違われないためにも、蛍光オレンジのベストと帽子の着用をお薦めします。
上の蛍光色ベストと帽子は、猟友会に入会すると、入会した年のみ無料で配布されるものです。
くつ
くつは、防寒や滑り止めやケガの防止です。
くつ底が滑りやすいものや草やつるなどに引っ掛かりやすいホック掛けのようなくつは避けるべきで、スパイク付きの長くつが最適かと思います。
手袋
手袋は防寒や銃器の操作の際の滑り止めです。
ですが、薄い手袋を選ぶか、引き金を引く時には、手袋は脱いで下さい。
感覚の悪い状態で引き金に指を入れると、引き金の感覚が分からず、銃を「暴発」させる危険があります。
手袋は一般的に迷彩色のものを選ぶようですが、紛失防止の意味では目立つ色の方が良いと思います。
まとめ
猟場に入っても山仕事や山菜採りなどで、常に人が居るんだという考えで入る事が大事です。
ルールやマナーを守り、安全な方法で狩猟を行ない、無事故、無違反で帰宅することが大事です。
出猟するには、絶対に携帯しなければ違法になるものがありますので、忘れないようにして下さい。
自分の身を守るために、蛍光オレンジ色のベストや帽子、滑りにくい靴や手袋を用意しましょう。
以上、狩猟をするための心がまえと準備したい持ち物についての記事でした。