“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

ここでは、マタギが発見した、クマの体のある一部を計測することで、その個体の体長と体重がおよそ分かる方法がありますので、そのお話しをしたいと思います。

 

この記事は、

 

・マタギの言い伝えに興味のある人。

・クマの体の一部の計測で体長と体重が分かる方法を知りたい人。

・クマの足跡と歩き方について知りたい人。

・クマの有害鳥獣駆除や熊猟をする人。

 

この様な人に読んでいただき、熊について把握して頂きたいと思います。

 

この記事を読む事で、マタギの言い伝えとクマの体の一部で体長と体重が分かる方法、クマの足跡と歩き方で行動を読み取る方法が分かると思います。

 

—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–

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マタギは熊を捕る名人

 

マタギとは、東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山岳地帯で、古い方法を用いて集団で狩猟を行う人で、狩猟を生業としています。

 

マタギが狩猟の対象としている獲物は、熊の他に、ニホンザルやウサギ、カモシカ(現在は非狩猟獣)なども捕獲しました。

※非狩猟獣とは、狩猟で捕獲することが禁止されている獣類。

 

昔は、獲物の肉や毛皮、熊の胆嚢、骨、血液、脂肪などが食料や薬、厄除けのお守りとして高価で取引きされたため、何か月もの間、山に籠って狩猟をしていました。

 

 

 

山に籠って「熊」を捕る時は、数十日もの期間、山に入ったままになるそうです。

 

米や味噌、醤油、塩、飯盒、マッチ、シート、水を汲む容器などの装備を用意して山に入るそうです。

 

米は沢の水を汲んで「ご飯」を炊き、寝るときは木の枝を切って屋根と壁を作りシートで「風」対策をします。

 

その「ねぐら」を拠点に活動します。




熊の値段はいくらになるか

 

昔は、熊を1頭捕ると、半年くらい生活できる程度の金額になったと聞きます。

 

売れる部位としては、「熊肉」「毛皮」「剥製」「手の平」「胆嚢」「熊の油」「爪」などです。

 

熊の敷物と剥製

 

まず熊の毛皮ですね。これが50万円前後で販売されたそうです。剥製にしても売れたようで、観光地のホテルのロビーに飾られている熊の剥製などはそうなんでしょうね。

 

熊の敷物です。

 

熊の剥製です。

 

このような熊の剥製は、数百万の金額だったそうです。

 

熊の手は中華料理の食材

 

 

 

熊の前足ですが、この部分が中華料理の食材として使われていて、片手が5万円です。

 

手の平の肉球の中はゼラチン状の成分で形成されていて、美と健康に良いとされています。

 

熊の胆嚢(くまのい)は消化系の万能薬

 

 

熊の胆嚢です。消化系の薬として用いられます。

 

熊の胆嚢(たんのう)のことを、通称くまのいと呼ばれています。よく「熊の胃」がそうだと勘違いされていますが、

 

くまのいとは、熊の胆嚢のことです。

 

相場としては、1個30万円です。

 

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熊の爪は「魔よけ」になる

 

 

熊の爪は、滅多に手に入らないことから、「魔よけ」として人気があります。

 

この大きさの爪で2万円くらいです。

 

熊の油は皮膚の万能薬

 

 

熊の油です。皮膚に関する万能薬と言われています。

 

10gで1.000円で販売されています。

 

熊肉は美味?

 

後は「熊肉」ですね。熊肉の販売相場は分かりませんが、昔は結構、高い価格で販売されていたそうです。

 

鹿肉もそうですが、熊肉は血抜きなどの処理をきちっとすると、とても美味しい肉です。

 

また、熊の肉はとても傷みやすいので特に気を使わないといけません。

 

これらを理解していないハンターの肉は、時として臭くて食べれない場合が多いです。

 

現在では、解体許可を取得した施設で解体をしなければ熊肉も鹿肉も販売は禁止されています。

 

昔のマタギは、熊を捕るとこの様な部位を販売することによって生計を立てていたんですね。

 

少し話しが逸れました。^^;

 

熊の前足の幅で体長、体重がわかる

 

 

昔のマタギは、クマの前足の巾を測って、体長と体重を推定しました。

 

前足の裏の巾が1寸(約3cm)なら、体長1尺(30cm)、体重1貫(37.5kg)が基準ということです。

※寸=すん。尺=しゃく。貫=かん。

 

もし、前足の裏の巾が18cmだとすると、体長は180cmで、体重は225kgということになります。

 

この数字で、この足跡の持ち主のクマの大きさがわかりますが、いろいろな大きさのクマを見ていないと想像は付かないと思います。

 

また、雄と雌では、前足の裏の形が異なり、「雄は楕円形」で「雌は三角形」だと言われています。

 

 

クマの前足の裏です。

※趾球=しきゅう。蹠球=せききゅう。

 

クマの後足の裏です。

 

クマの足跡は前足と後足が重なりやすい

 

雪に残ったクマの足跡です。

 

熊が歩いた後の足跡ですが、前足の足跡に後足の足跡が重なっていることが多いです。

 

理由は不明で、体形がそうなっているからだと思いますが、そのために足跡がとても大きく見える時があり、クマに関して知識の無い素人さんは、これは、とても大きな熊じゃないかと足跡を見て言う時があります。

 

重なっているために、そう見えるだけです。(笑)

 

 

 

クマの足跡の軌跡から目的を判断できる

 

・蛇行して歩いている時は、遊びながら餌を探しているときや眠たくなった時。

 

・一直線に歩いている時は、移動する目的。

 

・急ぐ時は、歩幅が広くなる。

 

・ゆったりと歩いている時は、五本の指と平らな足の裏が残っている。

 

・慌てて逃げる時は、土が、えぐれている。

 

このように、クマの歩き方でも行動が判断できますので、ハンターの方は、熊猟に役立てて下さい。

 

 

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まとめ

 

昔、獲物の皮や肉、内臓などを売って生計を立てていた”マタギ”がいました。

 

その、マタギの言い伝えに、熊の足の裏の一部で体長と体重が、およそ分かる基準があります。

 

熊の歩き方でも、熊の行動を読み取ることができますので、ハンターの方は参考にして、熊猟をして下さい。

 

以上、マタギ伝授、熊の足の裏の一部で体長と体重が、およそ分かるについての記事でした。




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