“熟成ブロガー鹿ベえ”です。
散弾銃を使用した後は、火薬の「燃えカス」が銃身の中に付着したり、銃の細い隙間へと入って行って銃を汚します。
また、手あかなどで銃身がサビ付くという事も発生しますので、銃を使用した後は、銃を長く愛用するためにも、必ず掃除をしてガンロッカーへ保管する事をおすすめします。
この銃の掃除方法と言っても、絶対この方法で無ければダメという事は無く、要するに綺麗にすれば良いだけの事なのですが、人によって掃除の方法が違いますので、その一つにこんなやり方もあるんだという感じてお読み下さい。
あくまでも、”鹿ベえ流”です。^^;
尚、この掃除方法は、水平二連銃や自動銃、セミオートにも引用できますのでお試し下さい。
⇒鹿ベえ流、「散弾銃の掃除道具のご紹介」は、こちらをごらん下さい。
⇒散弾銃の掃除の手順2(銃身との結合部と銃床・先台編)は、こちらからどうぞ。
—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–
鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど
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モデルは、愛銃「ブローニング、シナジートラップ」
この銃は、鹿ベえの愛銃で、平成18年に購入して、その後ずっと使用している銃で、鹿ベえが銃を所持した記念すべき1丁目の銃になります。(笑)
それでは、”本題”に入ります。^^;
まずは、掃除道具を準備する
上の写真を参照しながらお読み下さい。
1.①のバスタオルを2枚に折る。
2.②のタオルを4枚に折って厚みを出して、バスタオルの上に重ね置く。
3.①②のタオルの上に、ポリ袋を広げて、中にテイッシュペーパーを2枚入れ、綿スムス手袋を穿きます。
ポリ袋の箱には、食品保存用マチ付きポリ袋と書かれていて、横20cm×縦35cm×マチ5cmのもので230枚入り200円前後で販売されていますが、鹿ベえは台所にあるものをもらって使っています。(笑)
>>>おすすめは下をご参考にして下さい。
4.洗い矢に真鍮ブラシを取り付けます。
5.銃のレバーを回して薬室を開放します。
銃床のグリップ部を手で握って、銃身の先端を食品保存用マチ付きポリ袋の中のテイッシュペーパーの上に置きます。
6.ポリ袋の中のテイッシュペーパーから、銃身の先を少し浮かして、KURE CRC 5-56DXを薬室から銃身の先端へ向けて噴射します。
噴射するコツは、銃身の中の一部に噴射するのではなく、銃身の内部すべてに潤滑剤が行き渡るように、ノズルで円を描くように噴射して下さい。
あるいは、銃身と銃床を分解してしまって、銃身の薬室側を持っても構いません。
外してしまうと、銃身と機関部の結合部分にグリスを塗っているためにグリスの拭き取り作業が入るので、鹿ベえは、切り離さないで、まず、銃身内を掃除してしまいます。
7.真鍮ブラシで上下に、ストロークを長くしたり、短くしたりして、がんばって磨いて下さい。
額に汗をかきますよね。^^;
磨くと、このような真っ黒な汚れ(火薬の燃えカス)が出て来ます。
最後、ブラシを薬室から出す時は、ブラシの反発力によって、汚れカスが飛び散りますので、テイッシュ2枚を薬室の入口を覆うようにし、、洗い矢の汚れを拭き取りながら、ブラシが上がって来るまで洗い矢を上に上げ、ブラシを包み込むようにすると、汚れカスは飛び散らずにテイッシュに付着します。
8.今、手にしているテイッシュは、薬室に詰めて、洗い矢からブラシを外し、薬室側から洗い矢でトントンとシヨックを与えるように、テイッシュを銃身から押し出して下さい。
この時のコツは、銃身の中にテイッシュが固くなるように詰める事です。
テイッシュを固く詰める事で、銃身内部全体の汚れを取る事ができます。
9.ここでもう一度、テイッシュを銃身に詰めて、押し出します。(2回目です)
この工程で2本の銃身共、掃除をします。
銃身の中の汚れは、このように出て来ます。
10.KURE CRC 5-56DXを銃身内部に吹きかけます。
11.ウエスを短冊状に切って、洗い矢の先に空いている穴に通します。
ウエスの長さですが、20cm程度はあった方がいいと思います。
なぜかというと、この短冊状のウエスを洗い矢に硬く巻いて、銃身の中をこすりたい為で、ウエスの長さが短いと、銃身の中を擦って行かない部分で出てきて、掃除にムラが出るからです。
12.短冊状のウエスを下の写真のように、銃身の中に入れると、きつくなるように、洗い矢に巻いて銃身の中を擦って、汚れをウエスで拭きとります。
銃身の中をウエスで拭きとったら、蛍光灯などの明りに銃身の中を見てみて下さい。
下の写真のように、左の銃身と右の銃身の綺麗度の違いがお分かり頂けると思います。
銃身2本共、このやり方で綺麗にして下さい。
13.次に、油拭きを洗い矢に取り付け、KURE CRC5-56DXを油拭きに少量を1周ぐるっと吹き付けます。
14.銃身の中に油拭きを入れて、汚れをふき取るというイメージではなく、潤滑剤を銃身内部に塗って、サビの防止を目的とします。
ちなみに、KURE CRC5-56DXの説明書きに「水置換効果」と書かれていますが、ご存知でしょうか?
これは、室内などにある水分(湿気)からも保護をしてくれるという効果なので、銃を自宅で保管していても室内に湿気は必ずありますので、そのような所からのサビ防止にもなります。
15.次は、銃身の外側の掃除で、ウエスにKURE CRC5-56DXをスプレーして、銃身を磨きます。
鹿ベえは、以前は射撃をする時には、手袋をしていたのですが、今は手袋をして撃ちません。
そのため、射撃に行くと、銃身を素手で触りますので、手あかや手の油脂を綺麗にふき取るように拭いています。
リブなどの狭い隙間に、KURE CRC5-56DXが入り込まないように注意して下さい。
※リブとは、銃身の一番上に付いている、穴が整然と並んでいる部分です。
残った状態が度重なると、ホコリなどを逆に呼んでしまうからで、狭い隙間もウエスの先を利用したり、ウエスを通過させて、ホコリや潤滑剤は拭いて下さい。
ただ、銃身の表面には、潤滑剤の被膜は残るようにしています。
これは、雨の日に射撃をする場合に、多少、水分が銃の金属部分に当たっても、被膜がある事によってはじく事から予防策と考えていますし、汚れの付着も防止できるからです。
16.銃身の機関部との結合部にKURE CRC5-56DXをかけて、まず、テイッシュで汚れを拭き取り、次にウエスで拭き取ります。
この時に、ティッシュの紙粉や髪の毛、絨毯の毛、犬の毛などがあれば、必ず除去して下さい。
鹿ベえも経験があるのですが、この様なゴミが、撃針が入っている穴などに、不思議と入り込み、悪さをする時がありますので見つけたら取り除いて下さい。
17.銃身の機関部との結合部の掃除が終わりましたら、ガングリスを塗ります。
銃の開閉で頻繁に擦れる部分には、ガングリスを多めに塗り、平らな面は、グリスを少量出してから、指で車のワックスをかける要領で、円形状にしながらガングリスを塗ります。
ガングリスが行き渡っているのが分かると思います。
これで銃身は2本とも、綺麗になりましたよー。
まとめ
愛銃をいつもベストコンディションで使用するためには、やはりメンテナンスが重要になります。
中途半端な手入れだと、しばらく使用していない銃を、ガンロッカーから出してみたら、所どころにサビがあったという話しを聞く事がありますが、考えられない話しです。
以上、銃身の掃除についての記事でした。
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