“熟成ブロガー鹿ベえ”です。
ここでは、ハーフライフリング銃身の散弾銃やライフル銃に、スコープを乗せる時の取り付けの方法についてお話ししたいと思います。
鹿ベえも鉄砲を所持してスコープを乗せる事になったのですが、スコープ取り付けには少してこずりましたので、参考になればと思います。
—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–
鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど
鉄砲、射撃、狩猟、有害鳥獣駆除に関しての動画をYouTubeで配信しています。
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獲物までの距離の目測は大事
獲物を発見したら、まず、獲物までの距離がどれくらいあるのかを判定できる事は重要な事です。
なぜなら散弾銃を例にとると、1発弾で獲物を捕獲しようとした場合、200mの距離があれば、狙った所より約40cm程度下がって着弾します。(3インチの弾を使用時)
ということは、獲物からその下がる分を考慮して、銃口を上げて撃たなければ、獲物に命中しないということになります。
こういう自分の銃と使用する弾の相性を把握しておく事で、散弾銃では無理だろうと言われている距離の獲物でも捕獲する事ができるのです。
距離の把握は、射撃場の100mを利用したり、自分の歩数でアバウトですが計測ができますし、最近ではレーザー距離計も安くて性能の良いものが販売されていますので、駆除や狩猟時に距離計を当てて目測で距離をつかむ練習をして下さい。
この距離感を身につけるかつけないかで、獲物の捕獲率も変わってきますので、是非お奨めします。
また普段から獲物を捕獲した時に確認しておくと今後参考になることがあります。
①獲物との距離は、どのくらいだったのか。
②獲物のどこを狙って撃ったのか。
③獲物のどこに当たっているのか。
獲物を捕獲する度にこの事を確認する”癖”をつけるようにすると、この距離でどのくらい下がっているから少し上げて撃つなどと獲物との距離の兼ね合いが見えて来ます。
このことを繰り返す事によって獲物の捕獲率は上がると思います。
鹿ベえはこの事を狩猟や有害鳥獣駆除で実践してきました。
夏(4~9月)の有害鳥獣駆除では平均にして50頭の鹿を捕獲し、狩猟期には平均20頭の鹿を捕獲します。
やはり、捕獲する回数が多くなれば、先に書いた内容はずいぶんと自分に有利になっていると感じますので皆さんもぜひ実践して下さい。
昔は、6万円や8万円という金額でしたが、現在は1万円程度で購入でき、計測距離は500mや800m、1,00m、1,200mなどがあります。
※写真は参考写真です。
スコープを銃に乗せる時の注意点
スコープを銃に乗せるには、マウントベースとマウントリングが必要になりますので、適合するものを銃砲店で購入して下さい。
マウントベースとマウントリングとスコープの取り付けは銃砲店に依頼しても取り付けてくれます。
しかし、部品の購入経路などの理由から自分で取り付けをする場合の注意点です。
①ビスやマウントベースとマウントリングなどのネジの切ってある部分は、一度パーツクリーナーで軽く洗浄してウエスでふき取ります。
②そのあと、ビスやネジの切ってある部分に極少量のパーツクリナーを吹きかけて、ライターで火を着けます。
なぜ、火を着けるかというと、ネジ山に入り込んだ、”細かいゴミ”や”油脂”を燃やしてきれいにするとネジの食いつきが良くなるためです。
パーツクリーナーは、ホームセンターなどで販売されていて、メーカーは問いません。
主成分がアルコールの物であれば、大丈夫です。
③次に「ネジロック剤」を用意します。
ネジロック剤もホームセンターで販売していますが、「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」があり、使用量で調整してもいいと思います。
④マウントベースやマウントリングにネジを入れる前に「ネジロック剤」を極少量(1~1.5ミリメートル位)を塗り、ねじ込みます。
⑤マウントベースやマウントリングをネジで締付ける場合は、少しずつ均等に締まるように注意しながら締めます。
ちなみに、ネジロック剤は一度接着すると、工具を使用してネジを回そうとしてもネジの頭がなめるほど強力に固着しますが、ターボライターで熱を加える事によって簡単に外す事がてきますので覚えておいて下さい。
大事な事は、「平均」に「均等」に取り付けて、締めて行くという事で、どこかが歪んでしまうと、後々支障が出て来ますので気を遣って作業をして下さい。
まとめ
獲物を発見したら、獲物までの距離感を掴む練習が大切で、捕獲率が高くなります。
スコープを銃に乗せる時に重要な事は、”均等”に”平均”に締めて行くことで真っ直ぐにスコープが取り付けることができます。
ネジを入れる時に、アルコールを燃やして、細かいゴミを無くし脱脂をします。
ネジロック剤は、大量に使用すると、ネジを外せなくなりますので使用量に注意して、ロック剤の解除はターボライターで熱を加える事です。
以上、獲物までり距離感の大切さとスコープ取り付け時の注意点についての記事でした。