“熟成ブロガー鹿ベえ”です。

 

散弾銃を使用した後は、火薬の「燃えカス」が銃身の中に付着したり、銃の細い隙間へと入って行って銃を汚します。

 

また、手あかなどで銃身がサビ付くという事も発生しますので、銃を使用した後は、銃を長く愛用するためにも、必ず掃除をしてガンロッカーへ保管する事をお薦めします。

 

この銃の掃除方法と言っても、絶対この方法で無ければダメという事は無く、要するに綺麗にすれば良いだけの事なのですが、人によって掃除の方法が違いますので、その一つに、こんなやり方もあるんだという感じてお読み下さい。

 

ここでは、鹿ベえの愛銃「Remington 11-87」自動銃を使用した後の、掃除の仕方”鹿ベえ流”をお届けしたいと思います。

 

あくまでも、”鹿ベえ流”ですので、お間違い無く。

 

尚、この掃除道具は、水平二連銃やセミオートにも引用できますのでお試し下さい。

 

⇒散弾銃の掃除の手順1(銃身編)は、こちらからどうぞ。

⇒散弾銃の掃除の手順2(銃身との結合部と銃床・先台編)は、こちらからどうぞ。

—–鹿ベえからYouTubeのおしらせ—–

鹿ベえが実際に行っている鴨猟や鹿猟・ひぐまの駆除作業、散弾銃やライフル銃のことなど

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モデルは、愛銃「Remington 11-87」自動銃

 

 

 

この銃は、鹿ベえの愛銃で、平成19年9月に中古銃で購入し、その後ずっと現在も使用している銃です。

 

カンチレバー付き銃身で購入して、後から”散弾用銃身”を購入しましたので、散弾と1発弾の両方とも使用する事が可能です。

 

それでは、”本題”に入ります。^^;

 

銃の掃除方法の手順

 

 

上の写真を参照しながらお読み下さい。

 

1.①のバスタオルを2枚に折る。

 

2.②のタオルを4枚に折って厚みを出して、バスタオルの上に重ね置く。

 

3.①②のタオルの上に、ポリ袋を広げて、中にテイッシュペーパーを2枚入れ、綿スムス手袋を穿きます。

 

ポリ袋の箱には、食品保存用マチ付きポリ袋と書かれていて、横20cm×縦35cm×マチ5cmのもので230枚入り200円前後で販売されていますが、鹿ベえは台所にあるものをもらって使っています。(笑)

 

 

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4.⑦の洗い矢に真鍮ブラシを取り付けます。

 

 

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5.銃身と機関部を分離させます。

 

 

 

 

使用直後の銃身内ですが、火薬の燃えカスで汚れています。

 

銃身を手で握って、銃身の先端を、食品保存用マチ付きポリ袋の中のテイッシュペーパーの上に置きます。

 

6.ポリ袋の中のテイッシュペーパーから、銃身の先を少し浮かして、④のKURE CRC 5-56DXを薬室から銃身の先端へ向けて噴射します。

 

噴射するコツは、銃身の中の一部に噴射するのではなく、銃身の内部すべてに潤滑剤が行き渡るように、ノズルで円を描くように噴射して下さい。

 

 

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7.真鍮ブラシで上下に、ストロークを長くしたり、短くしたりして、がんばって磨いて下さい。

額に汗をかきますよね。^^;

 

 

最後、ブラシを薬室から出す時は、ブラシの反発力によって、汚れカスが飛び散りますので、テイッシュ2枚を薬室の入口を覆うようにし、、洗い矢の汚れを拭き取りながら、ブラシが上がって来るまで洗い矢を引き上げ、ブラシを包み込むようにすると、汚れカスは飛び散らずにテイッシュに付着します。

 

8.今、手にしているテイッシュは、薬室に詰めて、洗い矢からブラシを外し、薬室側から洗い矢の先で銃身内のティッシュを突くように、テイッシュを銃身の先端から押し出して下さい。

 

この時のコツは、銃身の中にテイッシュが固くなるように詰める事です。

 

テイッシュを固く詰める事で、銃身内部全体の汚れを取る事ができます。

 

 

9.ここでもう一度、テイッシュを銃身に詰めて、押し出します。(2回目です)

 

銃身の中の汚れは、このように出て来ます。

 

ティッシュを詰めて押し出す作業は2回行います。

 

10.④のKURE CRC 5-56DXを銃身内部に吹きかけます。

 

 

11.ウエスを短冊状に切って、洗い矢の先に空いている穴に通します。

 

ウエスの長さですが、20cm程度はあった方がいいと思います。

 

なぜかというと、この短冊状のウエスを洗い矢に硬く巻いて、銃身の中をこすりたい為で、ウエスの長さが短いと、銃身の中を擦って行かない部分で出てきて、掃除にムラが出るからです。

 

 

12.短冊状のウエスを下の写真のように、銃身の中に入れると、きつくなるように、洗い矢に巻いて銃身の中を擦って、汚れをウエスで拭きとります。

 

 

蛍光灯などの明りに当てて、銃身の中を見てみて下さい。

 

下の写真のように、銃身内が綺麗になりました。

 

 

>>>鹿ベえのYouTube動画はこちら。

 

13.次に、⑧の油拭きを洗い矢に取り付け、④のKURE CRC5-56DXを油拭きに少量を1周ぐるっと吹き付けます。

 

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14.銃身の中に油拭きを入れて、汚れをふき取るというイメージではなく、潤滑剤を銃身内部に塗って、サビの防止を目的とします。

 

ちなみに、KURE CRC5-56DXの説明書きに「水置換効果」と書かれていますが、ご存知でしょうか?

 

これは、室内などにある水分(湿気)からも保護をしてくれるという効果なので、銃を自宅で保管していても室内に湿気は必ずありますので、そのような所からのサビ防止にもなります。

 

 

15.次は、銃身の外側の掃除で、ウエスにKURE CRC5-56DXをスプレーして、銃身を磨きます。

 

鹿ベえは、以前は射撃をする時には、手袋をしていたのですが、今は手袋をして撃ちません。

 

そのため、射撃に行くと、銃身を素手で触りますので、手あかや手の油脂を綺麗にふき取るように拭いています。

 

 

リブなどの狭い隙間に、KURE CRC5-56DXが入り込まないように注意して下さい。

※リブとは、銃身の一番上に付いている、穴が整然と並んでいる部分です。

※カンチレバーの銃身には、リブは付いていません。

 

残った状態が度重なると、ホコリなどを逆に呼んでしまうからで、狭い隙間もウエスの先を利用したり、ウエスを通して、ホコリやゴミは除去して潤滑剤は軽く拭き取って下さい。

 

ただ、銃身の表面には、潤滑剤の被膜は残るようにしています。

 

これは、雨の日に射撃をする場合に、多少、水分が銃の金属部分に当たっても、被膜がある事によってはじく事から予防策と考えていますし、汚れの付着も防止できるからです。

 

16.銃身と銃本体との結合部にKURE CRC5-56DXをかけて、まず、テイッシュで汚れを拭き取り、次にウエスで拭き取ります。

 

 

この時に、ティッシュの紙粉や髪の毛、絨毯の毛、動物の毛などがあれば、必ず除去して下さい。

 

鹿ベえの経験ですが、この様なゴミが撃針が入っている穴などに、不思議と入り込み、悪さをしたことがありますので見つけたら取り除いて下さい。

 

17.弾倉部に上から入れる、リングなども潤滑剤を吹き付けて、綺麗にして下さい。

 

 

18.機関部の掃除をします。

 

遊低部やドラムの掃除は、ウエスにKURE CRC5-56DXを吹き付けて、汚れを拭き取ります。

 

 

19.銃身の機関部との結合部の掃除が終わりましたら、スライドするガイドなどに、ガングリスを塗ります。

 

 

 

20.銃身の火薬の燃焼ガスが抜けるガスポートという「穴」が空いていますが、何回かに1回は細い棒状のもので、ガスポートに差して、火薬の燃えカスで穴が塞がらないようにしておきます。

 

 

 

鹿ベえは、100円ショップで見つけて来ました。

 

21.先台と銃床に銃床用オイルを塗って、木部の手入れをします。

 

 

写真のストックオイルは製造中止になりましたので、こちらのオイルをお薦めします。

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綺麗になりました。また、気持良く、撃つ事ができます。

 

掃除後しばらくは銃を逆さまにして置く

 

掃除は終了して銃は綺麗になり、次回に使用する時も気持ち良く使用することができます。

 

ここでちよっと気を付けてほしいことがあります。

 

それは、掃除仕立ての銃は、銃口を下に向けた状態で逆さまにしばらく置いておくということです。

 

なぜかというと、掃除の時に使用した、潤滑剤やストックオイルが銃床の方に流れて浸透すると、銃床の木部にクラック(ひび)が入ることがあります。

 

まぁ、長い年月を使用しての話しにはなるんですが、そうならない為にも掃除の後は、2~3時間、銃口を下へ向けた状態で銃を逆さまにして置いておき、その後、銃口を上へ向けた状態で保管して下さい。

 

 

>>>鹿ベえのYouTube動画はこちら。

まとめ

 

愛銃をいつもベストコンディションで使用するためには、やはりメンテナンスが重要になります。

 

掃除の仕上げ時は、グリスや潤滑剤、ストックオイルは適量を使用して下さい。

 

掃除の後は、必ず、銃は銃口を下にして立てて置きます、銃口を上にして置くと、潤滑剤やグリスが銃床に流れた時に、長年の浸透により、銃床にクラックが入ったりします。

 

⇒散弾銃の掃除の手順1(銃身編)は、こちらからどうぞ。

⇒散弾銃の掃除の手順2(銃身との結合部と銃床・先台編)は、こちらからどうぞ。

 

以上、鹿ベえ流レミントン11-87自動銃の掃除の仕方についての記事でした。